目が覚めたら推しの妹になっていました 2 【名探偵コナン】【怪盗キッド】

・ ページ2

お風呂から上がり部屋に戻った私は日記を見返してみることにした。

ここ数日は忙しくて見る暇がなかった。

だからこそゆっくりできる今に確認してみることに。




彼女の日記は中学生ながらにしては、丁寧に綴られており毎日の出来事が書かれてあった。


本当にマメだなぁページをめくっていなかで1枚の写真が挟まれてあったのが気になり手に取ってみることに。



「…この男の子って……」


映っていたのは幼い男の子と女の子が並んでいる。
2人は笑顔でカメラに向かってピースをしていた様子だ。



そのなかでも男の子に注目した。
癖毛の特徴な青い瞳が特徴的だ。


「…(お兄ちゃんでは…ない気がする…)」



そういえば、ハンカチを落とした時拾ってくれた男性にも似ていたような気がしたな。



ある程度日記を読み返していたら次の瞬間に手が止まる。


「あれ？……白紙？」





次のページへと捲っても何も書かれておらず時が止まっていることに気がつく。


そして最後のメッセージには



【私は幸せになりたかっただけ。次、この日記を開いた時は幸せになってるといいな、ううん…幸せになってね】



そのメッセージと共に日記は幕を閉じた。




何があったんだろう…。


書くのを諦めてしまったのかと考えるが毎日書いている子が急にやめるなんて考えられない。

彼女の過去には何か大きな出来事があったに違いない。





それにこの2人の写真。


私は時計の針は2周をしていた。そのことに気がつかず、時間を忘れてしまうほど夢中になっていた。


目を閉じながらも頭の中はメッセージのことでいっぱいだった。

・→←人物紹介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す