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__ここはどこだろう、ぽかぽかしていて暖かい。
私はどこにいるんだろう…
辺りは何も無い空間でただ広がっているだけ。
ここはふわふわとしていて居心地がいい。
だけどどこか寂しい気がしていて。
・・・
こんにちは__
そう声が響いた。
「…ここは貴方の夢の中だよ」
『…誰!?』
振り向くと影が1つ見えていた。
「貴方は今、夢を見ているの、現実と夢の狭間にいる」
『…どういうこと?…あなたは誰なの?』
「私はAだよ、…本当の松田陣平の妹」
偶然にも同じ名前なんて、なんか嬉しいな…
彼女はふふっと笑いながら。
『…私、あなたの姿が知りたいよ』
霧がかかっていて彼女の顔が見えない。
どんな子なのか知りたいのに、霧が邪魔をする。
「ここは夢の中だから…貴方の顔も姿も分からないの、声は聞こえるんだけどね」
『…そうなんだ…』
「…でもやっと貴方と話せる時が来た」
『私と?』
「そう、貴方って毎回変な夢を見ているんだから、なかなか会えなかったんだよ?」
ずっと…探していたんだよね〜とぽつり呟く。
いや、夢はだいたいおかしい夢ばかりじゃないの?
でも、今は普通に話せているのは彼女だから?
そうだ!と手をパチンと叩いた彼女。
「ちょっとだけでいいから、お話しましょうよ?」
『…え?』
ここで話さないと、きっともう会えない気がして。
私は首を縦に振ると彼女は無邪気に喜んでいた。
「じゃあ__」
彼女はゆっくりと深呼吸をして話を始めていく。
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くらげ(プロフ) - 星さん» 星さん、ありがとうございます🥲︎♡楽しんでいただけて嬉しいです☺️これからも引き続きよろしくお願いします (1月5日 17時) (レス) id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです!続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (1月4日 5時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ばなな。 さん» ありがとうございます🥲楽しんでいただけて嬉しいです。のんびり更新させて頂きます (1月3日 17時) (レス) id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
ばなな。 - とっても面白かったです!続き楽しみにしてます!☺️ (2023年4月8日 0時) (レス) @page34 id: d6be0d4c84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ | 作成日時:2023年3月22日 8時