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家族が揃ったとある休日。
とても気持ちの良い朝。
窓の方を見てみると雪がちらちらと降っていた。
今日は家でゆっくりしようかなと思っていた。
家族全員でご飯を食べている中、お姉ちゃんがある提案をした。
「ねぇ、突然なんだけど、ご飯食べ終わったらさみんなで山菜採りに行こうよ?」
『……今から行くの?』
姉「良いでしょ?せっかくの休日でしょ?
みんな揃っているのってなかなかないし、それに私、雪山で雪だるま作りたいなって」
山菜ならまだ足りると思うし、
雪だるまならここで作れるんじゃ……
その言葉を言おうとした瞬間遮られた。
姉「私は、みんなで行きたいの……っ、良いでしょう?お母さん、お父さん!!」
私と違い半ば無理やり押し通そうとする姉。
お父さん、お母さんはお互いを見つめ少し困りつつも姉の意見に頷く。
父「そうだな……4人で出掛けられるなんて滅多にないよな、なぁ母さん」
困った様子なのかお母さんに意見を聞いている。
母「そ、そうね。せっかくだもの。A……今日だけお姉ちゃんに付き合ってくれる?」
『え、う、うん。良いけど……』
この時は気が付かなかった。
お父さん達が演技をしていたことなんて。
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作者名:はちみつ | 作成日時:2023年2月4日 17時