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♢ ページ22

『す、すみませっ……』

「テメェ……ふざけんじゃねぇ!!」


『っ……!?』

最悪だ……

着物の襟元を強く引かれ首や喉が苦しい。

この男の目つき、私が嫌いな目付きをしている。



猗窩座さん助けて……


その想いは届くはずがないのに一番に考えてしまう。




誰でもいいから早く解放して。

恐怖のあまりで意識が飛びそうになったときだった。



?「ちょっと!何をしているんですか!彼女を離してください」


彼の声が大きかったので周囲の人が警戒しながら私たちの方に視線を向ける。


気に食わなかった男性は舌打ちをし、私の方を軽視し去っていった。


緊張と恐怖の糸が切れて、私は下を向きその場でうずくまる。



「大丈夫ですか……!?」


優しい彼の声が届き安心してしまう。

心配かけないように、そう思いながらも声は震えていた。



『……は、はい……すみません……』

♢→←♢炭治郎side



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作者名:はちみつ | 作成日時:2023年2月4日 17時

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