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♢ ページ19

その後も猗窩座さんは、私の行きたい所に付き合ってくれてお店を回ることが出来た。


歩きすぎたせいか足が痛み近くの椅子で休憩をする。


『凄く楽しかった……。新鮮な気持ちになった』


猗「それは良かった。……早速付けてくれたんだな」

『うん。選んでくれて、ありがとう、大切にするね』



一緒に考えてくれて買ってまでくれた。

私のために色んなこと楽しませてくれる猗窩座さんは良い人だ。


なのにどうして、鬼を嫌う人がいるんだろう。

鬼殺隊は私たちを見つけ出してすぐに頚を切ろうとしてくる。

私達は何も悪いことなんてしていないのに。


グッと唇を噛み締めて考えてしまう。



猗「……どうかしたか?」


異変に気がついたのか彼はこちらを振り向く。


『!別に……大丈夫だよ。ちょっと手を洗ってくるから』



こんなこと考えていたなんて気づかれたくなくて、私は嘘をつきその場を離れてしまった。

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作者名:はちみつ | 作成日時:2023年2月4日 17時

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