鬼のお姫様【鬼滅の刃】 (ページ26)

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炭治郎side

堕「遅いわね、欠伸が出るわ」

その瞬間見えていた隙の糸がブツンと途切れた。
帯の激しい攻撃により炭治郎は遠くに吹き飛ばされる。

炭「(受身を取れ……!!受身を……っ)」

必死に技を繰り出し今ある力で受身を取る。
倒れた瞬間、今までの反動が俺に襲いかかる。
心臓の鼓動がドクドクと響き渡り息がしづらい。

炭「……(ヒノカミ神楽を連発しすぎた……！)」

筋肉が強ばり動くことができない。

必死に呼吸を整えて

「……無駄な抵抗はやめればいいのに？、花札の耳飾りの君。あなたの姿を見てると心が痛いわ。」

俺の目の前には消えていたはずの女の人が立っていて見つめてくる。

笑顔でありながらもどこか作っていて感情が読めない。

一体何を考えているのか？

「今なら助けてあげる」

俺に手を伸ばしこの手を伸ばしていいのか分からなかった。

その時だった、、、

堕「A！どいて！」

炭「……！？」

来る…！容赦なく鬼の帯が降り注いでくる。
この帯はまるで強靭な刃物のようだ。

浅い呼吸ながらも剣を握りしめて俺は戦う。

これではいつまで経っても変わらない！
体力を奪われるだけなんだ…！

炭「(隙の糸が見えてもすぐに切れてしまう！俺の攻撃が遅いんだ…もっと！体温を上げろ)」