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「はい!よろしくお願いします!」
__朝霧花魁…ときと屋では鯉夏花魁の次に有名な花魁だ
炭治郎は深くお辞儀をして挨拶をする。
そして禿たちがこそこそと話していたことを気づいたのか、話しかけに行っていた。
Aが止めに行くのも構わず。
「あっ…ちょっと…」
「ねぇ、足抜けって何?」
「えーっ、炭ちゃん知らないのぉ」
「足抜けっていうのはね、借金を返さずにここから逃げることだよ、見つかったら酷いんだよ」
俺は知らなかった、ここでは俺の知らないことばかり…
「好きな男の人と逃げ切れる人もいるんだけどね」
__では、ここの鯉夏花魁や朝霧花魁も…
そんなことは有り得るのかもしれない
襖から離れて眺めているAは炭治郎を見つめる。
何故こんなにも情報を知りたがるのか不思議に感じていた。
もしかすると彼女(炭治郎)は潜入している鬼殺隊の1人なのかと思い込んだりもしていた。
少しだけ注意をしておかなくては___
私の方こそ怪しまれたら終わり。
そうしたら竈門炭子(炭治郎)を消さないといけない。
半分、血鬼術で誤魔化しているが限界はある。
Aは炭治郎達が話している隙に部屋に戻る際に誰からか呼ばれる声が聞こえた。
もしかすると無惨様だろうか、、
Aは聞こえる方向に足を進め向かっていく。
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作者名:翠 | 作成日時:2022年2月15日 21時