鬼のお姫様【鬼滅の刃】 (ページ12)

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楼「すまない！蕨姫花魁の気に触ることをするな！お前ら、早く片付けろ！」

周囲の人も禿たちと共に散らかった部屋を片付けている。
その中で、楼主と目が合ってしまった。

何も動かないAを不思議に思っているのか

楼「き、君は…確か、ときと屋の＿＿＿」

「旦那さん…？タイミングってものがあるのよ？
お話はまた今度ね？」

楼「！…」

＿＿さすがに私も有名になってしまったからバレてしまうのも仕方ないけど

こんな所に長居していると怪しまれてしまうかもしれない

楼主に軽く会釈をして直ぐにその場を去る。

私は近くにあった紙にさらさらと書き彼女の部屋に置いておくことにした。
何かあれば彼女の帯を通して私に連絡が来るはずだ。

部屋は昔教えてくれた、陽の当たらない奥の部屋に。

こうすればまた会いに来てくれる。

Aは人が居ないことを確認すると血気術を使い移動することにした。

***

堕「…」

＿＿あの黄色いガキ…失神はしてるけど軽傷ね

受身を取るなんて一般人ではない、鬼殺隊か？

でも柱ではなさそう、あたしの感覚だけれど。

善逸を見たあと部屋に戻ると禿が手紙を教えてくれた。

堕「…(A！…楼主達や、他の人に噂が広がるから1度戻るのね)」

鬼殺隊が集まるってことはAは大丈夫よね…？

いや、あたしが守ってあげるわ！

美しいAが汚い奴に触れられるなんて考えたくない

Aとあたしの邪魔をするのならなんだって殺る。

あたし頑張っちゃうわよ

堕「ふふ、上手く釣れたわ、どんどんいらっしゃい
皆殺して喰ってあげる、Aは私が守らなきゃね」