伝説の０番目の真祖

じゅうろくわ ページ23

真昼side

早く助けなきゃ！

手遅れになる前に……！！


虎雪「助けて！誰か…っ」

俺は虎雪を助ける為に手品師に飛びかかった

ガブッ

「いった！！」

真昼「えっ！？」

手品師が突然叫んだので下を見ると、Aが噛み付いていた

真昼「A！！」

虎雪「真昼っ…Aっ…！！！」

「誰か」「誰か」っていつだってみんなが思ってる

そのほうが楽だからとか、自分にはどうにも出来ないとか


〔引き取れないわよ うち子供多いし…〕

〔でも、誰かが面倒見ないとねぇ……〕

〔誰かいないの？〕

〔誰か〕


〔なんだぁ？誰か誰か言いやがって〕

〔ちょっと！あんたじゃ無理よ…！〕

〔無理あるか 俺ァ真昼の叔父だぞ！〕

〔ここはシンプルに考えて…〕

＿＿＿＿でも、いつだってその「誰か」に名乗り出てくれる人がいるから

〔俺だろ〕

この世界はまわってるんだ

真昼「龍正連れて、逃げろ！！」

『ゆきちゃん早く！！』

俺もその｢誰か」になりたかった

「あ〜〜〜んまり派手なマネしてっとォ…
殺すぞォ？」

ガンッ

『い"っ……』

鈍い音がした後、Aの呻き声のようなものが聞こえた

真昼「A！！！」

手品師がAを振り払った後、俺に剣を向けてきた

俺は咄嗟に目を瞑った

クロ「…お前らみてーな奴が、一番めんどくせーんだ…






死ぬほどめんどくせー奴ら……」

クロの声がして、目を開けると俺を庇ったのか、右胸辺りに剣が刺さっていた

「おっ…とォっ」

クロが胸に刺さっていた剣を抜いた

あんまり更新出来なくて、すいません！

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