「aphrodisiac」 from T.N

デートのお誘い ページ26

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「じゃあ、私は二階堂君を誘うから、




Aは北山誘っといてね！」



そう言うと、ミキは



二階堂君のところに向かう。



二階堂君に話しかけて、



楽しそうにしているミキを見ると、




なんでだろう






仲良さそうにしてる二人を



直視できなくて




またもモヤモヤしていると、


宏光が教室に入ってきた。





「おはよーっす、A！」




「…宏光、おはよ。」




「朝から雨とかマジ最悪だよなー！



俺の最高にイカしてる髪型も


うっねうねだし？」






そう言いながら



口をアヒルみたいにさせてる宏光がかわいくて、




思わず笑ってしまった。




「…ふふっ、いっつも宏光、


そんな髪型してるじゃん。」





「んなことねーし！




って、これ遊園地のチケット？」




宏光は、



私が手に持っていた



チケットを指差す。





「うん、宏光って今週の日曜って空いてる？」




「おう、空いてるけど？」




「一緒に遊園地行かない？」





「おっ、マジ！デート！？


うおー、


お前と出かけるのなんて超久しぶりじゃね？


すっげ楽しみ！」






宏光は大げさにも見える


リアクションをとって喜ぶ。


なんか、小動物みたいで可愛い…




「ミキと、二階堂君も一緒にくるんだけど…」





「ふーん、じゃあ、


二人っきりじゃねえのか…


そっか…」






よくわからないけどしょげてる宏光。







なんか、日曜日、






一悶着ありそうな予感...かも。

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