カレーうますぎ【6】 ページ7
〜in食堂〜
あぁ、よかった
こんな時間でもまだおばちゃんはいるみたい
貴｢おばちゃん〜今なんか食べるもんない？｣
お｢あらAちゃん！こんな時間にたべるんかいな？！！｣
貴｢今日さ、朝からなんも食べてへんのよ お腹ペコペコやねん(泣)｣
お｢それは可哀想に カレーあるけど食べるか？｣
貴｢カレー！たべる！！｣
お｢ちょっとまっててね｣
と言って奥の厨房に入っていったおばちゃん
かれーかれーかれー
頭にカレーしか出てこん
なんて考えていると
？｢よぉ、なにしてんだこんな時間にこんな所で｣
後ろから低音ボイスが聞こえたこの声は
貴｢こんばんはスモーカーさん｣
スモーカーさん愛煙家で私も良くしてもらってる人
ス｢おう、で？なにしてんだ？｣
と言って葉巻を消すスモーカーさん
私が煙が嫌いなことを知っているから
さりげなく気にかけてくれてる
クザンさんこーゆー人を紳士って言うんですよ
貴｢今日非番なのに、アホ大将のせいで全部潰れて、さっき仕事終わったんです｣
ス｢そりゃご苦労だったな｣
お｢あらスモーカーさん、スモーカーさんもカレーで良かったかい？｣
ス｢あぁ、すまねぇないつもこんな遅くまで｣
お｢いいんだよ、頑張ってる人があたしのご飯を美味しそうに食べてくれるのがうれしいんだよ^^｣
ス｢そうか、ありがとうな｣
お｢いいえ^^
奥にいるから食べ終わったらベル鳴らしてちょうだいね｣
ス｢おう｣
スモーカーさんと向かい合って座ってカレーを食べる
ス｢まぁ、お前は仕事ができることで有名だからな
三大将たちもよく褒めてるって噂じゃねぇか｣
貴｢そんなに褒めるんならこき使うのやめてほしいですわ｣
ス｢ま、あの人もAを信じれるから頼めるんだろうな
その中には大事な書類だってあるわけだしな｣
貴｢ほんまに頼まんといてほしい、スモーカーさんからもなんとか言ってやってください｣
ス｢俺の立場から言えることなんかひとつもねぇよ
信頼されてるだけでも充分幸せだろうが｣
貴｢そーなんですかねぇぇ｣
そうだろ
と言ってカレーを頬張るスモーカーさん
意外とカレーが辛口でいつの間にか無くなっていた私のコップの水を見て、自分のを入れるついでに私のも入れてくれるスモーカーさん
クザンさんこーゆー人をジェントルマンって言うんですよ
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作者名：ボンリン | 作成日時：2018年2月24日 21時
