もしも……本当にもしもの世界 [イナクロ] [鬼滅の刃]

チャンス ページ48

By狩屋



松風「パスください！」



神童「あぁ！天馬！！」



狩屋「……………はあぁぁぁ」



………………練習に参加出来ないのは残念だ


でも、今隣で一緒に見学をしているAさんに

"なぜ俺に力を譲渡したのか"

聞くチャンスだと思った


………………ちなみに俺は


……………どのタイミングで言っていいのか分からず、無言でいるだけ;;


頭の中で「あぁぁぁぁ………」と思っていると



A「……………私ね」



とAさんが独り言のように話してきた



A「……………似てると思ったの。狩屋くんと私が」



狩屋「…………俺とAさんが…………ですか？」



そう聞くと「うん」と頷いて



A「私も昔は誰かに認めてもらいたかった」



そう言っているAさんはまるで昔から俺を知っているようだった



＿＿＿４２.４３の内容を話しています＿＿＿



狩屋「…………そんなことが………」



Aさんの過去は…………酷い話だった


たとえ"認められたい"という気持ちが同じだとしても

どんな環境下でそう願っているのかによって苦しみが倍違うと思う



A「私は狩屋くんの実力をすごいと思ったから力を貸した。

………………けどね、こんな過去の事もあってもっと"力になりたい"って思ってたんだ」



………ここまで話してくれるって……………俺が話そうとしていたことも知ってたのかな？

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