くずとくず？【fw】

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「え、いや...ま？」





「ま。なぁ姫」





「う、うん...不破くん彼女いるの知ってるし...」




最後の方は声がちっちゃくなって言って聞き取りずらかったけど俺には聞こえた


ローレンは微妙だったっぽい






「おま、がちか！えぇ！？


ちょ、こりゃ早くくっさんとイブに報告行かなきゃならんわ」





ドン引いた顔を俺に向け学校へ走っていくローレン



まぁ普通なら許されんかもしれんけどな、普通なら






「俺らはのんびり登校しよかぁ」


「そ、そうだね！でね、さっきの話の続きなんだけど」





気まづい雰囲気を変えようと頑張って話してくる女の子

健気で良い子やなぁ







まぁどれだけ頑張っても俺の心が向くことはないけどねん









「うぃーおはぁ」



「お、くず男疑惑出てる不破さんじゃないですか」


教室入って早々イブに揶揄われた


くず男ぉ？酷ない？？





「そんなん俺に言われても

女の子の方から寄ってくるんやで？
しかも俺に彼女おるの知っとるのに」





「えぇ...湊に寄ってくる女も同類ってことなん...

なーんか知りたくなかった！！！俺の理想の女の子どこにいんの！！！！」




朝やのにギャーギャー騒いどるローレン


よぉ声が出るわ






「ぇ、なになに...なんでそんな騒いでんの...？」



チャイムギリギリになってようやくずはが登校してきた





「ちょっとくっさん聞いてよ！

湊やっぱくず男だったわ！朝から彼女でもない女と腕組んで登校してた！！！」



「おい待て、やっぱってなんやねんやっぱって」


「多分突っ込むところ違うんだよね

先に彼女でもない人と腕組んでるところを言い訳するんよね、普通は」


俺たちは先生が来るまでギャーギャー騒いだ










「...なんか俺頭痛くなってきたかも」

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