13 ページ15
あの後帰ってから俺は部屋にずっと閉じこもっている。
大「おーい!タマ、入るぞ?」
環「ヤマさん?」
部屋のドアを開けるとヤマさんがいた。
環「何できたの?」
大「お前の今日の機嫌の悪さはいつもと違うからな」
環「…そーちゃんが何か言ったの?」
大「いや、ソウに聞いたけどあいつ口が固かったよ」
そーちゃん…
大「で、何かあったのか?」
ヤマさんなら、言ってもいいのかな?
環「ヤマさん、アイドルって恋しちゃいけねぇの?」
大「Aか?」
俺は頷く。
大「まぁ、それが鉄則だよな…
だけど、世の中バレなきゃいいってもんがあるだろ?」
その時のヤマさんは子供のような悪戯っ子な顔で笑っていた。
俺もつられて笑った。
環「そうだよな!
ありがとう、ヤマさん!」
大「俺は何もしてねぇよ。それよりも、ソウに謝れよ」
環「うん!」
そーちゃんはリビングにいた。
環「そーちゃん!」
そーちゃんは驚いた。
壮「環くん!?」
環「ごめん!子供みたいに不貞腐れて!それと、ありがとう!」
俺は深々と頭を下げる。
すると、そーちゃんが俺の頭を撫でた。
壮「僕、応援するよ」
環「そーちゃん!」
さっくん、俺好きになってもいい?
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:一葉桜雲 | 作成日時:2019年4月2日 22時