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新「イカンイカンイカン!!銀さんヤバいよ!神楽ちゃん三途の川渡ろうとしてるよ!」
銀「おーいしっかりしろ神楽〜」
銀時が神楽の頬をペチペチ叩き、そのまま神楽をおぶって歩き出す
銀「しょーがねーな。あっちの川で水飲ましてくるわ。」
新「お前も見えてんのかィィ!!」
誰一人まともな人がいないことに絶望しかけていた新八だが
「アッ!なんだアレ!!」
突然同じ船に乗っていた男が声をあげた。みんなが顔をあげると…
何隻かの船が見えた。船から降りてきたのは編笠を被った女
辰「アッハッハッハッすまんの〜陸奥!こんな所まで迎えに来てもらって」
坂本に陸奥と呼ばれる女は呆れたように言う
陸「こんなこたァ今回限りにしてもらおう。わしらの船は救援隊じゃない。それに頭のあんたがこんなこっちゃ困るぜよ」
新「…坂本さんコレ…」
乗客は救助に来た船に乗り込んでいく
辰「ああ、「快援隊」ちゅーてな、わしの私設艦隊みたいなもんじゃ。ちゅーても戦するための艦隊じゃのーてわしらはこの船使ってデカい商いやっちょる。」
意外と坂本はまともな仕事をしていて新八は感心した。
新「へェ!スゴいや!坂本さんアンタただのバカじゃなかったんですね!」
辰「アッハッハッハ!泣いていい?」
辰「わしも昔は銀時やヅラ達と天人相手に暴れ回っちょったが、どーにもわしゃ戦ちゅーのが好かん。
だから、わしゃ わしのやり方で国を護ろうと思ってのー。ヅラはヅラで社会制度ごと変えよーと気張っちょるよーだし、高杉の奴は幕府倒すため色々画策しちょるときーとる。茜は攘夷から足洗ってまた二人とは違う方法で大切なもん守ろーとしとんじゃ。」
新「へェーみんなスゴイんですね。」
新八は銀時の方を見る。うちの大将は何考えてんだか分かんないな…。
辰「じゃが、銀時の中の何かに惹かれて慕っとんじゃなかか?おんしもあのチャイナさんも。」
新八は坂本の言葉を聞いて考える。その時、視界に何か大きなタコの脚のようなモノがチラついた。
気のせいか……いや違う。
新「あれ?何?うそ?何?あれ?」
辰「ほっとけほっとけ、幻覚じゃアッハッハッ」
いや、絶対幻覚じゃねーだろ。坂本さんに何か巻きついてるし。次の瞬間坂本の身体に巻き付き坂本は船の外へ
「なっ何だアレェェ!?」
「化け物だァァ!」
陸奥は上司が攫われているにも関わらず冷静に新八に説明する
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作者名:あかお | 作成日時:2020年5月19日 11時