彩の秘密は知っている

お怒り ページ24

Ayaside

彩「いい加減にしろよ？
　
ギャーギャーギャーギャーと、近所迷惑っちゃｱﾘｬしない
　
若武はいい加減に自分のわがままなところを直したら？

そしたら、私はこんなに怒ることもなかったと思うんだけど？

どうする？このまま30分間怒られ続ける？

嫌だったら、その性格を直すこと？

いい？」

長々と説教したから疲れちゃった

けれど、若武はぼーぜんとしたまま

何も反応をしない

彩「若武、いい？」

いつもの声の高さに直した

そしたら、若武は顔を青くしてﾌﾞﾝﾌﾞﾝとうなずいた

ﾌｩ〜

疲れたなぁ

ジャア、もう自己紹介も終わったし

帰るか

彩「じゃあ、私は帰るね」

ｱｵﾋｶ「ちょっ！彩、待てよ！」

私が門扉を開こうとしたらｱｵﾋｶが止めた

え！？

なによぉー！もう、絶対に１１時過ぎたんだから入らせてよぉー！

彩「なによぉー！もう、帰りたい！」

ﾐｰｸﾝ「まだ、僕らの用事がすんでないよ

　 なんのために僕らが来てると思ってんの？」

そう言えば、ただ会いに来るだけなら

わざわざ夜来なくてもいい

急な用事があったから今日の夜に待ち伏せてたんだ

彩「そっか、ごめんね

　 で、用事ってなに？」

皆が顔を見合わせた

言っていいのか不安なのだろう

皆の癖だから

彩「早く言わないと、帰るぞ！」

わざと焦らせる

そしたら、皆言うから

ｵﾝ「じゃあ、君ら....

　 若武君たちは帰ってくれ」

若「なんでだよ！

　 別に..ﾓｺﾞｯﾓｺﾞｫ！！」

黒木君に口を押さえられた若武

なんか、子供っぽい..

黒「じゃあ、お先に帰らせてもらうよ

　この、うるさいお子様は何とかしとくから

　気にせず、じゃあ、アーヤおやすみ」

若「ｺﾞｺﾞｹﾞｪｰｰ(黒木ーー！)」

....うん

若武ドンマイ

黒木君nice

ｱｵﾋｶ「あいつ、大丈夫か？」

彩「うん、若武のことは気にしないで

　 いつものことだからね！」

それより、なんか深刻そうな話だし

彩「....中に入る？」

ﾘｽﾞﾑ「いいなら、入らせてもらうよ」

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