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「……私、ですか？」
「おん。
Aは大学でも目立ってたし
バイトに来た時は一瞬で分かった。
俺はそんなAに
あっさり心の壁を壊されてん。
覚えてへん？
バイトで2、3回しか会ったことないし
ましてや殆んど喋ったこともなかった俺に
大学でいきなり話しかけて来てさ
“ 今日バイト一緒ですよね？ ”
“ 一緒に行きませんか？ ”
あれはほんまにびびったわ。」
「……そんなこと言いましたっけ(笑)」
「せやで。
そうやって話しかけられてる内に
俺はいつの間にか心を開いてたんかもしれへん。
自然と笑えるようになったっていうか
人と関わるのが楽しくなったっていうか
それからやねん。
大学でめっちゃ友達できたのは。
毎日が楽しくなったのは。
Aが俺を変えてくれてん。」
「…でも、夜会う時は、いつも無表情でした…。」
「うん。そやんな。
毎日楽しかったけど、ふと怖くなることがあってさ
1人が嫌で
どうしても誰かと夜も一緒に居たい時があって
怖いから一緒に居よ、とか言えへんし
どうしようかと思って
…ほんっまに最低やけど
こういう形でしかこの欲求は満たせへんかった。
Aが丁度良かった、とか
そんなんちゃうで？
ただただ、一緒に居るのはAが良かった。
なんか分からんけど、安心できるねん。
Aと居ると。」
「朝いつも帰っちゃうのはどうしてですか…？」
「それはな、
やっぱり罪悪感が残るねん。
全部終わった後、冷静になって
あぁ、最低なことした、って思うねん。
そうなったらもう、
一緒に寝る訳には行かへんかった。
だから、Aが起きる前にいつも帰ってた。」
ただただ驚いた。
そんな風に思っていたなんて。
ただの遊びじゃなかったんだと思うと
不思議と喜びを感じた。
先輩はこんなに苦しんでいるのに。
私は何も気づいてあげられなかったのに。
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Haruno(プロフ) - 虹香さん» ありがとうございます！最近更新できてなくてすみません（ ; ; ）頑張ります！！ (2018年1月17日 16時) (
レス) id: 46dcbd7adf (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - ヤバイ…（笑）なんか泣けてきた…（笑）更新頑張ってください！！待ってます！！ (2017年11月23日 20時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - 春歌さん» ありがとうございます！読んで頂けて嬉しいです。 (2017年11月10日 19時) (レス) id: 46dcbd7adf (このIDを非表示/違反報告)
春歌 - さぁこれからどうなるのだろうか……すごい楽しみにしてます！ (2017年11月9日 20時) (レス) id: 99256091e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno. | 作成日時：2017年10月10日 23時
