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そんな夏休みを過ごしていたある日、私達はひょんなことでケンカをしてしまった。
理由はもう覚えてないくらいの些細なことで。
だけど、腹が立ったのはそのケンカの後の北斗の態度だよ。
狭いワンルームの中、私達は今朝から一言も口をきいていない。
私的には絶対に北斗の方が悪いと思うんだ。
偉そうに私に命令してくるから、ちょっと強めに口答えしただけ。
それにまた北斗が強めに言い返してきたから、私がキレた。
それ以来私はずっと北斗を無視してるし、北斗も私を無視してるから、この狭い部屋の中にいると息が詰まりそう。
こんなに本気のケンカは、友達時代だった頃を含めても初めてかもしれない。
それにしても、北斗がこんなに頑固だとは思わなかった。
何がひどいって、家事を全て放棄してしまったことだ。
当然ごはんも作ってくれないから、私達は朝ごはん以降、何も口にしていない。
私はベッドの上で膝を抱えてるし、北斗は私に背中を向けてベッドを背にして座ってる。
私はテレビを見てるけど、北斗はさっきから小難しそうな分厚い本を広げてピクリとも動かない。
動くのは、ページをめくる時だけ。
だけど、タイミングの悪いところで、私のお腹がけっこう大きな音で鳴ってしまった。
止めたくてもこの音だけは自分でもセーブできなくて。
北斗はこちらを振り返って、チラリと私を一瞥したあと、また本に視線を戻してしまう。
…知ってるよ、その行為の意味。
「お腹すいてんなら、早く謝れよ」って言いたいんでしょ？
でも謝りたくない私は、絶対「ごめんなさい」は言わない！
深夜１１時を過ぎた頃、北斗が大げさに音をたてて本をパタリと閉じた。
無言のまま立ち上がると、５秒くらいじーっと私を見つめて、そのままバスルームに入って行ってしまう。
北斗がいなくなった途端に、ため息が漏れた。
何？この重苦しい雰囲気は！
北斗とのケンカがこんなにストレスになるなんて思ってもみなかった。
でも絶対に、私からは謝りたくないんだ。
しばらくしてバスルームから出てきた北斗は、きっちりとパジャマに着替えて、数時間ぶりに言葉を発した。
「寝たいんだけど」
だけどその言葉に、私はまた腹を立てる。
寝たいからベッドを退けろってこと！？
無言でベッドから降りて、北斗がさっきまでいた場所に座り直して、再びテレビを見始める。
北斗は１人でベッドに入ると、背中越しに声をかけてきた。
「…寝ないの？」
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
