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今までパンパン状態だったクローゼットは、北斗のお陰で半分もスペースが空いた。
北斗はそこに自分の荷物を入れると、軽く溜息をついて、
「夕飯、何がいい？」
クルリと私を振り返っては、眩しそうに微笑んだ。
そっか…、今日からすべての家事は北斗が担当してくれるんだ。
ある意味、彼氏とお母さんと一緒に住んでいるような状態ってこと？
私はなんてラッキーな女子なんだ！！
スーパーでの買い出しも、主導権は北斗で、
安くて新鮮な食材を吟味してカゴに入れて行く。
私がお菓子なんか買おうとしたら、
「それ、本当に必要？」
なんて、ギロリと睨まれてしまう。
買い物に出かける前、これからの共同生活についての提案を受けたんだけど。
「生活費は家賃も全て含め折半」「北斗がやりくりをする」「私も家事のサポートをすること」
みたいな条件で、折り合いがついた。
その後、夕飯を作っている北斗の背中を、私はじっと眺めている。
まるで新妻がいそいそと料理を作ってる姿を、感慨深く眺めている夫のような気持ちで。
「Aさぁ…。」
チラリとそんな私を振り返っては、北斗は呆れ顔。
「今日一日、何してた？」
「何って？」
「俺が働いてる隣で、何してた？」
「応援してた。」
「何を？」
「北斗を。
北斗の背中を見ながら、頑張れーって応援してたよ。」
その言葉に、軽く鼻で笑って、
「何それ。」
なんて言っている北斗の声に、少しだけ嬉しそうな色が混じってた。
本当はうれしいくせに。
だって、北斗の背中がそう言ってるよ。
その日の夜のベッドの中。
勝手に北斗の腕に抱きつきながら、もう私は半分夢の中。
今日からずっと、私はこんな風に北斗にくっついて眠ることができるんだね。
なんて幸せなの？
「これからもずっと、北斗を応援し続けるね。」
眠る前の一言。
北斗は返事をしてくれないけど、絡めた腕から北斗の満足げな感情が伝わってくる。
だから、更におねだり。
「おやすみのキスは？」
頭をはたかれるか、無視されるのを予想してたのに、
まさか本当にキスしてくるなんて思わなかった！
しかも私のイメージしていた「おやすみのキス」からはかなりかけ離れた、けっこう深めのキスをしたあと、
「早く寝ないと襲うよ？」
って、冗談か本気かわからないようなことを言い捨てては、そのまま北斗は軽い寝息をたて始めてしまった。
…今のは一体何？
史上最恐の捨て台詞なんですけど！
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
