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「北斗、キスしていい？」
普通は初めてのキスは、彼氏からしてもらうものなのかもしれないけど。
北斗はいつまで待っててもしてくれなさそうだから、私からしてあげようと思って。
しかも私は意外と紳士だから、不意打ちなんかせずにきちんと承諾を取ってあげる。
なのに北斗は、
「だめ。」
即答で拒否してきた。
「何で？」
「だめだから。」
「理由を教えてよ。」
「だって…。
キスしたらヤバいから。」
北斗は唇の上に乗ってる私の指を外して、そのままくるっと背中を向けてしまった。
「だから、何がヤバいの？」
しつこい私はその背中を揺さぶるけど、北斗はてこでも動かないって感じで反応してくれない。
「じゃあ、もうキスしないから、理由を教えてよ。」
さすがにそこまで言ったら、ようやく北斗はボソボソと理由を教えてくれた。
「キスしたら、絶対ヤバイに決まってるから。
絶対に俺、キスしてるうちにAの服の中に手を入れちゃうと思うし。」
そう言い切ると、また黙り込んでしまった。
服に手を入れちゃう！？
北斗の中で、キスってそんな位置づけ？
前戯の中の一つ、的な？
私の中では、キスは神聖な恋人同士だけができる挨拶みたいな感覚で捉えてたんだけど。
そんな北斗の背中に、またさっきみたいに抱きついてみた。
北斗の背中は思ってた以上に広くて、私の体なんて簡単にすっぽり埋まってしまいそうだ。
力だって強いし、きっと私のことを押さえつけて強引に行為に及ぶことだって出来ただろうに。
それをしないで我慢してくれている北斗は、思ってた以上に純粋で、そして可愛い。
「ごめんね、北斗。
いつも私のこと、大切にしてくれてありがとう。」
そう言ってんのに、北斗からの反応はない。
絶対寝てるわけないのに、まるで寝てるかのように動かないから、
わざと背中に口を付けて、生暖かい空気を背中に当ててやる。
「ちょっと、なんか気持ち悪いんだけど。」
って、北斗が文句を言いだすまで、ずっと。
「寝たふりしないで。」
「してない。
寝ようとしてただけ。」
「私を置きざりにして、１人で先に寝ちゃうわけ？」
言いがかりみたいな我儘を言えば、北斗は苦笑いで、ようやくこちらに体を向けてくれた。
「何？
俺、そこまでAの面倒見ないといけないわけ？」
「当たり前じゃん。」
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わかめ(プロフ) - き之いさん» コメントありがとうございます。はい、キスマイで書いてます(/ω＼)書き方そっくりでしたかｗｗキスマイの方からもこちらに行けるようにしてるんで、とっくにバレてると思ってました。こちらも向こうも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
き之い(プロフ) - もしかしてなのですが別垢でキスマイのお話書かれていますか？書き方がそっくりでずっと引っかかってました！私もキスマイとストの掛け持ちなので嬉しいです(^^) (2019年4月28日 21時) (レス) id: 94026d8f4b (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - ふまほくさん» そう言っていただけて嬉しいです。かなり更新遅めですが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 雄也Loveさん» コメントありがとうございますm(_ _)m更新遅めのため、のんびりお付き合いいただければうれしいです！ (2019年4月28日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
ふまほく - こんなに更新が待ち遠しいお話は、初めてです！ これからも頑張ってください！ (2019年2月3日 17時) (レス) id: 6cf9c86b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめん x他1人 | 作成日時：2017年12月12日 23時
