[忍たま] 室町の暗殺者 2

月光鬼　31 ページ5

〜翌日〜



貴[おっはよ〜ございまーす！！]



大声で挨拶しながら食堂に入る。




食[おはよう(人１)ちゃん、相変わらず元気ねえ！]




貴[へへ、おばちゃんAランチお願い！！]




鉢[元気というか、騒がしいだけだがな……。]



雷[そこが(人１)のいいところだって三郎も分かってるくせに！]





鉢[なっ私は別に///]



尾[はいはい、いいから早く注文しなよ(人１)もう行っちゃったよ〜]









貴[あ、仙ちゃん先輩、文ちゃん先輩おはようございます！]



仙[ああおはよう、(人１)。]



文[朝っぱらから元気だな。]




貴[それが取り柄ですから！ お隣りいいですか？]




仙[ああ、構わないぞ。]




竹[先輩方、俺達もいいっすか？]




いつのまにか来た五年達も近くに座り朝食を取りはじめた。



文[ああそうだ。]




唐突に文次郎が話し出す。




文[なあ、お前ら……『月光鬼』って知ってるか？]




貴[っ…………！？]




まさかこのタイミングでその名を聞くとは…………………………………。





久[月光鬼？ どこかで聞いたような…ないような……。]





綾[僕知ってますよお〜〜。]





貴[…………うわっきーちゃんおはよう！……]



綾[オハヨーございまーす。]





仙[ほう、綾部知っているのか？]



綾[はい、まあ、噂程度ですけれど。 数年前まで有名だった暗殺者のことですよね…忍者と反対に満月の夜に人を殺してまわる姿から月光を浴びた鬼、すなわち月光鬼と呼ばれるようになったとか………。]





乱[あっ綾部先輩〜そんな怖い話しないでくださいよ！]




近くの席で食事をしていたは組トリオの一人である乱太郎が話に加わる。




仙[ははは、すまんしかしそのような者が実在していたんだ、綾部よく知っていたな。]




綾[まあ、町でいろいろ聞きましたからね。]




きり[いっ今もいるんすか？その、月光鬼ってのは……。]




仙[それが数年前パッタリ姿を消してそれっきりだ、ターゲットに返り討ちに遭い死んだとかどこかの国に捕まって処刑されたとか言われてはいるが、多分デマカセだろうな。]




しん[なんでそういいきれるんですか〜？]





文[何百人の人間が総出になっても倒せないような暗殺者がそう簡単に死ぬはずがないってことだ！ もし会ったら絶対に戦いてえな！！！]




留[はは、無理無理！お前なんか月光鬼に瞬殺されるさ！]




文[なんだと！！]




伊[二人とも！ご飯中だろう！]



しばらく二人の睨み合いが続いた。

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