[忍たま] 室町の暗殺者 2

月光鬼　28 ページ2

それから更に一週間、私は四年生組に絡まれていた。





滝[(人１)先輩！！貴方はどう思いますか！！？？ やはり三木エ門よりも私の方が美しいと思いますよね！！？？]





三[なにいーー！！？？ お前のような自惚れ屋が僕より美しいはずがないだろう！！]



タカ[まあまあ落ち着いてよ二人とも……(人１)ちゃんも大変だね、いろいろと………。]





貴[いや〜もう慣れちゃいましたよ、でも私は滝ちゃんも三木ちゃんもそれぞれ違った美しさがあると思うけどね！]



滝[そ…そんなこと言って下さるなんて……三木エ門もというのは腑に落ちないですが……しかし！！この滝夜叉丸、実技の成績も教科の成績も一番！！！！更にｸﾞﾀﾞｸﾞﾀﾞ………]



貴[あはは……相変わらずだね………。]







ザワザワ……



貴[うん？ なんか向こうが騒がしいね？]



三木[そうですね…どうしたんでしょう？]



タカ[あ、あそこに守一郎君と喜八郎君がいるよ、オーイ！二人ともー！！]





守[あっタカ丸さん！ 三木エ門と滝夜叉丸、(人１)先輩もいる！！]



綾[おやまあ………………。]




タカ[ねえ、なんか玄関口の方が騒がしいけど、何かあったの？]





綾[ああ、それなら、なんか利吉さんが来たみたいですよお〜]



貴[利吉さん？って誰？？]



(まさか、あの売れっ子忍者の山田利吉？ まずい……私が現役の暗殺者だったとき一度戦ったことがあったんだ……あの時はフードも被ってたし、顔は見えてなかっただろうけど………。)




滝[あれ？どうかしたのですか？(人１)先輩、急に固まって………。]



守[利吉さんは山田先生の息子さんで今売れている忍者No.1なんですよ！]




タカ[そっかぁ(人１)ちゃんまだ会ったことなかったんだね！ せっかくだから会ってみる？]




そう言われ、タカ丸に手を引かれながら玄関口の方へ向かった。

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