[忍たま] 室町の暗殺者 2

月光鬼　27 ページ1

私が忍術学園に来てから約3ヶ月が経過した。 私は保健委員会に所属し毎日せわしなく過ごしている、保健委員会は別名不運委員会……それに倣い私も不運を日々演じている。



伊[(人１)〜！悪いんだけど、教員室に行って新野先生を呼んできてくれないかい？]




貴[了解しました！いさっくん先輩！ 行ってきます……うわあああっ！！！]




伊[だっ大丈夫かい！！？？]




川[すっすいません！僕が包帯床に落としちゃって……！！]



数[左近が包帯を床に落とした瞬間に(人１)先輩がもろにそれを踏んで転んでしまうなんて………。]




乱[やっぱり不運だ……。]



伏[スッゴいスリルｳ〜！ 先輩大丈夫ですかあ？]





貴[いったた……大丈夫だよふーちゃん……心配してくれてありがとうね！ すいませんいさっくん先輩、すぐに行ってきます…！！]




伊[気をつけるんだよ！]




貴[はーい！]




と、まあこんな感じである、言っておくが全部演技だからな！誤解しないで頂きたい、まあそのおかげで皆私のことを不運なお人よしだと思い込んでくれているため、こちらとして保健委員会は良い隠れみのである。






ガラガラ……



貴[失礼します。 新野先生いらっしゃいますか？………………………………。]







委員会が終わり学園をぶらついていると、同学年の五人が前方からやってきた。




久[あっ(人１)！委員会終わったのか？]





貴[うん、今終わったよ！どうしたの？皆お揃いで。]



尾[これから町の甘味処に行こうと思っているんだけど(人１)も一緒に行かない？]




貴[えッいいの！？]




雷[当たり前でしょ、仲間なんだから！]









ｽﾞｷｯ



貴[……ありがとう！待ってて！すぐに着替えて来るから！！]






鉢[ああ、早くしろよ！]




竹[門の所にいるかんな〜！]







ただ３ヶ月ここで過ごすうちに思うようになったことがある……




どうして彼らに








仲間と言われると、









こんなにも胸が痛く感じるのだろう？………………………………………。









気のせいだと、思いたい…………………………。

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