44 JK ページ44
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JK「ああ…、すごく感動した…」
「泣きすぎでしょ」
映画を観終わった後、僕たちは人目につかないベンチに座っていた。
観てきたのは感動系の恋愛映画。僕はかなり感受性が豊かだから、感動系のドラマや映画にはどうしても弱くて。涙目になっている僕を怪訝そうな目で見てくるA。
JK「Aは感動しなかったの！？」
「感動したよ」
JK「だよね！？一緒に泣こうよ！」
僕がそう言うと、Aは面白そうに笑いを漏らした。Aのこんな表情を見たのがとても久々だったから、目から流れている涙なんか忘れてしまって。無意識に見つめていると、僕からの視線に気付いたAは不審そうに顔を顰めた。
「なに…」
JK「いや、Aが笑ったなって」
「私ってそんなにいつも無表情？」
「テヒョンさんにも同じこと言われたんだけど、」なんて呟くのは気に入らない。
Aが僕の隣にいるという現実がとても幸せで、改めて自分の想いを実感する。この外出は僕がAを無理矢理連れてきたようなもんだけど、少しでも楽しいって思ってくれていたらいいな、なんて。
「ジョングクはさ、」
僕が考え事をしていると、Aが突然口を開いた。
JK「ん？」
「…今の仕事に満足してる？」
JK「突然どうしたの？」
「いや、気になっただけ。やっぱり答えなくていいよ」
聞き返した僕を無視してスマホに目を向けようとしたAの動きを遮るかのように、僕は慌てて言葉を発した。
JK「すごく満足してるよ」
「そっか」
JK「Aは？」
僕が尋ねると、Aは少し考え込むように下を向いた。しかし数秒経つと顔を上げて僕の方をちらっと見てから、前に視線を移す。
「疲労が溜まるばかりだけど、充分満足してる」
JK「そうだよね」
「うん。自分にはこれしかないんだ、って」
そう言うAの表情があまりにも綺麗で、優しくて。自分でも知らぬ間に、Aに魅入ってしまっていた。
Aは子供のときから真っ直ぐな性格で、何に対しても本当に正直だから、自分の気持ちをしっかりと伝えることができる。
そういう性格も含めて、僕はAの全てが好きなんだ。
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キオ - senaさん、ありがとうございます！大好きです！これからも、応援してます！ (2020年4月21日 21時) (
レス) id: 61705e5b9d (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - おとしだま…ないの…？ (2019年1月1日 2時) (レス) id: f3c78cde16 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ子(プロフ) - あけましておめでとうございます！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年1月1日 1時) (レス) id: ba915e60a4 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - あけましておめでとう！更新してくれてありがとうございます！楽しみです！ (2019年1月1日 0時) (レス) id: ade9e6462e (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - とっても面白いです！ぐったんと幼馴染とか、、、めっちゃうらやましいですよね笑笑更新ファイティン！！！ (2018年12月30日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星雫 | 作成日時：2018年12月29日 21時
