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早朝。帽子とマスクを付けて外に出た。
MG「おはよう」
『…おはよ』
韓国でBTSと会ってきたのが昨日だなんて、とてもじゃないけど考えられない。夢だったのでは、と疑うけれど、ソウル市内のカフェで貰った広告がコートのポケットに入っていて。現実だと信じるしかなかった。
撮影現場へと向かう車の中。マネージャーが何かを思い出したように口を開いた。
MG「BTSのことなんだけど、」
何を言われるのかと少し身構える。彼女のことだし、どうせ彼らの魅力を全力で語ってくるのだろうと思っていたけど。
MG「今日日本に来るらしいよ」
『え？なんの冗談？』
MG「冗談なわけないじゃん。日本でライブあるって」
『うそだ…』
信じたくないといった私の様子に、マネージャーは呆れようにため息をついた。そして話を続ける。
MG「それでね、」
間違いなく嫌な予感がする。
なんでこういう時に限って、私の予感は当たるのかな。
MG「彼らのパフォーマンスを生で見たいと思わない？」
そう言いながらマネージャーは片手で鞄の中を探って、２枚の紙を見せてきた。顔を近づけて見ると、その紙に太字で書かれている【防彈少年團(BTS)】と【東京ドーム】の文字。
理解ができた途端、私は衝撃で固まってしまった。
『なんで、これ…』
MG「社長さんに貰ったの。ぜひ来てくださいって」
驚きで言葉を発することさえも危うい私に、すごくいい笑顔でチケットを受け取らせようとしてくるマネージャー。
社長さんはなんで私たちを招待しようと思ったの。有難いけれど、複雑。
MG「明日の仕事は午前だけだから充分間に合うよ」
「だから大丈夫」なんて言ってくるけど、私はそんな心配していない。興味が無いのに彼らのライブに行くのは確実に浮いてしまう。私が目を背けて断ろうとすると、マネージャーは必死な表情で私を見つめた。
MG「せっかく貰ったのに。行かないと申し訳ないよ」
どうせ私が断ったところで、この人は強制的に私のことを連れていくだろう。数年前からずっと一緒にいるから、親友のような存在。だからこそ、先を読めてしまう自分がいた。
『…わかったよ』
結局いつも、このパターン。
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キオ - senaさん、ありがとうございます！大好きです！これからも、応援してます！ (2020年4月21日 21時) (
レス) id: 61705e5b9d (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - おとしだま…ないの…？ (2019年1月1日 2時) (レス) id: f3c78cde16 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ子(プロフ) - あけましておめでとうございます！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年1月1日 1時) (レス) id: ba915e60a4 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - あけましておめでとう！更新してくれてありがとうございます！楽しみです！ (2019年1月1日 0時) (レス) id: ade9e6462e (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - とっても面白いです！ぐったんと幼馴染とか、、、めっちゃうらやましいですよね笑笑更新ファイティン！！！ (2018年12月30日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星雫 | 作成日時：2018年12月29日 21時
