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あれからなんとかドアノブが直り、私は無事に彼らの事務所を出ることができた。
外の空気を吸ったときの爽快感はいつもより格段と違う。ロビーのようなところで待っていたマネージャーに声をかけると、なんで来たの？とでも言うように眉間に皺を寄せて私を見てきた。
MG「もう出るの？再会したばかりなのに」
『出た方が身のためなの！』
MG「どういうこと、」
『お願いだから、今すぐここから出よう』
MG「…わかったよ」
私がこれでもかというくらい必死に頼み込んだ結果、マネージャーは渋々OKしてくれた。何があったのかを詳しく説明している暇なんてない。というか、絶対にしたくない。
立ち上がったマネージャーの前で、私は両手を合わせた。
『ほんとに感謝する！ありがとう！』
MG「こういう時だけ…」
呆れたように深くため息をつくマネージャー。だけど私はそんなことを気にしている余裕なんてなく、急いでタクシーを呼んだ。
予約している便までかなり時間がある。私たちはソウル市内のカフェに行くことにした。
時間帯が昼頃ということもあり、ランチを食べに来ている若者で賑わっている店内。
私とマネージャーは端の席に着いた。
MG「なにかあったの？」
『…あの人たちやばいよ』
私が目を見開いて必死に訴えると、マネージャーは共感したように深く頷く。
MG「あの人たちはやばい」
『だよね！？』
MG「うん。パフォーマンスなんて神の領域」
『…パフォーマンス？』
私とマネージャーの考えは違ったみたい。笑顔で彼らのことを話すマネージャーに、私はがっくりと肩を落とした。
MG「社長さんに彼らのパフォーマンス動画を見せて頂いたんだけど、それが本当にすごくて」
『……、』
MG「世界で人気になる理由が分かるよ」
『へえ、』
興味が無い私に対して、マネージャーは同じことばかりを伝えてくる。彼らからやっと逃げ出せたというのに、マネージャーも似ているのなら私に逃げ場はない。
その後もカフェで時間を過ごしていると、いつの間にか時刻は16時を回っていた。
MG「そろそろ空港に行く？」
『そうだね』
私たちは会計を済ませると、再びタクシーを呼んで空港へと向かった。
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キオ - senaさん、ありがとうございます！大好きです！これからも、応援してます！ (2020年4月21日 21時) (
レス) id: 61705e5b9d (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - おとしだま…ないの…？ (2019年1月1日 2時) (レス) id: f3c78cde16 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ子(プロフ) - あけましておめでとうございます！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年1月1日 1時) (レス) id: ba915e60a4 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - あけましておめでとう！更新してくれてありがとうございます！楽しみです！ (2019年1月1日 0時) (レス) id: ade9e6462e (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - とっても面白いです！ぐったんと幼馴染とか、、、めっちゃうらやましいですよね笑笑更新ファイティン！！！ (2018年12月30日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星雫 | 作成日時：2018年12月29日 21時
