14 ページ14
.
苦笑しかできない私とは対照的に、可愛らしい笑顔を浮かべているジョングク。さっきまですごく真剣だったのに、なんで急に無邪気になったの？
ていうか、私今告白されたってことだよね？
今自分に起きている状況が理解できず、放心状態。しかし理解しきれていないのは他のメンバーも同様みたいで。焦ったように、皆の視線の先が私とジョングクを行き来する。
そして、先陣を切ったのはやっぱりこの人。
JN「ジョングガ！おまえは男だ！」
JK「仕方ないですよね、この気持ちは！」
いやいや、ジンさんはなんで褒め称えてるの。ジョングクもジョングクで開き直っているから意味がわからない。告白後の雰囲気がこれってどうよ。
ここまでくるとさすがに呆れてしまう。それに気がついたのか、ユンギさんが私の隣にきた。
そして、一言。
YG「おつかれ」
なにこの人。静かな人だと思っていたけれど、その落ち着き度は今要らない。
ジンさんと盛り上がっていたジョングクが、再び私に視線を戻した。
JK「A、僕本気だよ？」
「…嘘でしょ、」
JK「やだなー。嘘だなんて言わないでよ」
なんでこの男はこんなにも余裕があるわけ？
告白ってなんだっけ？なんて変な疑問を抱いてしまうのは、きっとジョングクのせい。
JK「返事は？」
悔しいぐらいに整った顔で私のことを見つめてくる。詰まりそうになる言葉を必死に押し出した。
「…ごめんけど私は、」
JK「そう言うと思った！」
「え？」
よく分かっていない私に、ジョングクは更に有り得ない発言を重ねた。
JK「だから絶対に好きにさせてみせるよ、A」
「…は？」
え、ほんとに何を言っているの。
ジョングクの言葉に振り回されてばかりでうんざりなのに。うさぎみたいに可愛く首を傾げてくるものだから、返す言葉が見つからなかった。
それに加えて、ここは動物園ですかと疑うほど周りもとてもうるさい。
NJ「おまえは本当の男だ！」
YG「すげーな」
TH「かっこよすぎる！」
JN「ワールドワイドハンサムも超える男かもな！無理だろうけど！」
HS「大人になったな！」
JM「ジョングガ！イケメン！」
JK「ありがとうございます」
今すぐこの空間から逃げ出したい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1423人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キオ - senaさん、ありがとうございます！大好きです！これからも、応援してます！ (2020年4月21日 21時) (
レス) id: 61705e5b9d (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - おとしだま…ないの…？ (2019年1月1日 2時) (レス) id: f3c78cde16 (このIDを非表示/違反報告)
ちむ子(プロフ) - あけましておめでとうございます！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年1月1日 1時) (レス) id: ba915e60a4 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - あけましておめでとう！更新してくれてありがとうございます！楽しみです！ (2019年1月1日 0時) (レス) id: ade9e6462e (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - とっても面白いです！ぐったんと幼馴染とか、、、めっちゃうらやましいですよね笑笑更新ファイティン！！！ (2018年12月30日 16時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星雫 | 作成日時：2018年12月29日 21時
