26.何気に救われている私 ページ26
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「はあ、」
私は会社にある自分のデスクで、大きなため息をひとつついた。
そんな私のため息を耳にしたホソクとナムジュンさんが、不思議そうな表情でこちらを見つめていた。
HS「ため息とかマジでなに……」
NJ「テヒョンくんに関係してるんでしょ？」
エスパーかよ、とツッコミそうになるナムジュンさんからの言葉に、私は小さく頷いた。
するとホソクが、あーそゆことね、となぜか納得するような反応をしてみせる。
「……帰り際にテヒョンくんが聞いてきたの」
HS「なにを」
「付き合ってもいいと思いますか？って」
NJ「どういうこと？」
「女子から告白されたらしくて。告白されたのは初めてじゃないけど、ずっと振ってばかりだからどうしよう、ということらしい……です」
私が説明し終わるとホソクは、コーヒーを片手に近くのソファに腰を下ろした。
HS「なんでそのことでおまえが悩むんだよ」
「……」
NJ「Aさんはなんて答えたの」
「いいと思うよ、と一言」
私がそう言うと、ならいいじゃん、と軽く笑ってコーヒーを飲み干すホソク。
まあ確かに悩む要素はないんだけど、自分の答えがテヒョンくんに合ってたのかな、という気持ちが自分の中で大きいんだと思う。
私は恋愛なんてそんなしたことないから、付き合ってなにが変わるの？と正直疑問。
HS「もしかしてテヒョンくんのこと、」
「それは違うよ。自分の答えに不安を感じただけ」
ホソクの言いたいことがわかって、それはないと全否定。
そんな私を見て、ナムジュンさんは優しく微笑むような表情を向けてきた。
NJ「どんな答え方をしたとしても、テヒョンくんにとっては意味のあるものになったと思うよ。Aさんに聞いたのは、紛れもなくテヒョンくん自身なんだから」
ナムジュンさんの言葉から受けた説得力に黙っていると、ホソクが続けて口を開いた。
HS「俺も同じこと思ってたー」
「嘘だな」
HS「即答すんなよ。いっつもうるさいくせに、これでこんなに悩むんだな」
意地悪そうな笑みを浮かべるホソクを睨みつける。
黙っといてチョンホース、と言って椅子から立ち上がると、必要な書類を全て持って会社を出た。
……何気に私、ホソクに救われてるわ。
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Sena(プロフ) - mocoさん» mocoさん、ありがとうございます(泣)心から笑えるようになったのも、温かい言葉を下さったお陰です。本当にありがとうございました(T_T)これからもお楽しみください！ (2019年6月28日 21時) (
レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - おはようございます！元気になって良かったです(^^)無理せず過ごしてください！更新楽しみにしてますね(^^) (2019年6月28日 8時) (レス) id: 6fbb76998d (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - そらさん» そらさん、ありがとうございます(泣)その言葉を胸に抱いて、日々の生活頑張ります。そして“今”を楽しみますね！温かい言葉を届けてくださり、心から感謝しています。本当にありがとうございました(T_T) (2019年6月26日 23時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 頑張りましたね…少しでも前に進めたならSenaさんは大丈夫！後は自信を持って！自然と気の合う仲間が集まってくるはずです。学生時代にしか楽しめない事もたくさんあるから…心躍る毎日であることを祈ってます。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 450bdcddb7 (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - りんねさん» コメントありがとうございます。そんなことを言って頂けるなんて、お話を書いててよかったですほんとに。元気を与える側になると、こんなにも嬉しいんですね(;_;)休んでから必ず帰ってくるので、楽しみにしていてください(^^)本当にありがとうございます(;_;) (2019年6月16日 18時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星雫 | 作成日時：2019年4月29日 21時
