立場逆転しましょうか

15.予想以上のパワフルさ ページ15

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Aの話を聞いたとき、やばい生徒なんだな、とは思っていたけど、こんなにもパワフルだとは。

しかもそれに慣れたように、着いていっているAもすごい。

お前ら昨日が初対面だったのにもうこんなんとか、前世から会ってたんじゃね。







「ホソクって今日仕事入ってた？」


HS「入ってないけど、お前と違ってちゃんと事前の準備とかしてんの」


「あーそうですかはいはい」







俺の言葉に、面倒くさそうに返事をするA。

いつものように言い合っていると、テヒョンくんが不思議そうに俺たちを見てきた。







TH「……お2人さんってそういう関係？」


「いやどういう関係だよ」


HS「テヒョンくんの考えはわかんないけど、ただの仕事仲間ね」







俺が言うとAは、これでもかというぐらいに首を縦に振った。

テヒョンくんの考えていることって正直わかんないから、発言にも気をつけた方がいいね。

変態的なことは却下だから、と言うAを見て、そっち系の子か、と大体察した。







TH「俺びっくりした！先生は俺との将来があるから！」


「あ？」


NJ「え、そういう関係になったの？」


「これは冗談にも程があるわ！」







なんかなにも言えなくて、黙ったままの俺。

別に俺は、Aに対しての恋愛感情はなくてただの仕事仲間だと思っているから、テヒョンくんとどんな関係を持ってもらっても、俺にはなんの問題もないけど。

Aと会って1日しか経ってないのに、こんなに言えるテヒョンくんって普通にすごいわ。

1人で関心していると、部屋の入口の方から、小さい声が聞こえてきた。







HS「……ん？」







小さい声にAたちも気づいたのか、ぱっと視線をドアの方へ向けた。

そしてその声の主を見た瞬間、Aが目を輝かせて駆け寄って行った。







「久しぶりいいい！」







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