23.自分も相当な変態野郎 ページ23
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JK「先生!」
翌日の17時、昨日と同じように家を出て、今日はジョングクくんのお宅へと足を進めた。
インターホンを押すと、普通の女の子よりも可愛いオーラを醸し出したジョングクくんが、制服姿で迎えてくれた。
私は鞄の持ち手をぎゅっと握り締め、家の中へとお邪魔した。
「今日親御さんは?」
JK「どっちも仕事で、まだ帰ってきてないよ」
「ご挨拶しようと思ったんだけど……」
ジョングクくんの両親も、テヒョンくんのところと同じように、仕事で帰ってこない日が多いらしい。
久しぶりにお邪魔したこの家を、どうしても懐かしむように見てしまう。
勉強するのは僕の部屋ね、と言って階段を上がるジョングクくんのあとに着いていった。
JK「はい、ここが僕の部屋」
「うわあ、なんか変わってないね」
私は持ってきた教材を部屋の真ん中にある机に置いて、床に座り込んだ。
ジョングクくんも同じように、向かいあわせの状態で座る。
「えっとね、今回ジョングクくんが希望してくれた教科が英語だから、これ全部ワークね」
JK「ほんと英語無理なんですよ……」
「大丈夫。英語は確かに難しいけど、将来役に立つから」
項垂れるジョングクくんにそう言い放つと、先生の教え方ってほんと分かりやすいので頑張ります、と笑顔で返してくれた。
はあ、もうなにそのラビットスマイル的なやつ。
てか私、ジョングクくんのクシャッとした笑い方ガチめに好きなんだけど、ほんと助けて。
JK「よし、じゃあ勉強始めましょ!」
「……」
JK「せ、先生!?どうしました!?」
「……ジョングクくんってなんでそんな可愛いの?」
JK「ええ!?」
おい、彼氏もいない独身女が自分の大切な生徒を困らせてどうする。
テヒョンくんに変態変態言ってるけど、ジョングクくんがなんでそんな可愛いのか真剣に考える自分もきっと、相当な変態野郎だ。
やっぱりなんでもない!と誤魔化してから、英語の勉強をスタートさせた。
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Sena(プロフ) - mocoさん» mocoさん、ありがとうございます(泣)心から笑えるようになったのも、温かい言葉を下さったお陰です。本当にありがとうございました(T_T)これからもお楽しみください! (2019年6月28日 21時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - おはようございます!元気になって良かったです(^^)無理せず過ごしてください!更新楽しみにしてますね(^^) (2019年6月28日 8時) (レス) id: 6fbb76998d (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - そらさん» そらさん、ありがとうございます(泣)その言葉を胸に抱いて、日々の生活頑張ります。そして“今”を楽しみますね!温かい言葉を届けてくださり、心から感謝しています。本当にありがとうございました(T_T) (2019年6月26日 23時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 頑張りましたね…少しでも前に進めたならSenaさんは大丈夫!後は自信を持って!自然と気の合う仲間が集まってくるはずです。学生時代にしか楽しめない事もたくさんあるから…心躍る毎日であることを祈ってます。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 450bdcddb7 (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - りんねさん» コメントありがとうございます。そんなことを言って頂けるなんて、お話を書いててよかったですほんとに。元気を与える側になると、こんなにも嬉しいんですね(;_;)休んでから必ず帰ってくるので、楽しみにしていてください(^^)本当にありがとうございます(;_;) (2019年6月16日 18時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星雫 | 作成日時:2019年4月29日 21時