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03.この子の普通は違う ページ3

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テヒョンくんと話していて、テヒョンくんは両親の仕事の関係で、一人暮らしをしていることがわかった。

そのため、勉強を教えてくれる大人がいなかったから、家庭教師を頼んだんだとか。

学校の先生に聞かないのか、と私が言うと、いちいちそこに行くの面倒いの、と返された。

お金を払ってまで教えてもらう家庭教師よりかは、ただで教えてもらえる学校教師を普通は選ぶけど。

……学費とかはあるな。







TH「俺の部屋に行く?」


「どっちでもいいけど、勉強しやすい環境……」


TH「俺の部屋!」







そんな大きな声出さなくても、十分聞こえるから大丈夫だわ、というぐらい声を上げたテヒョンくん。

そしてテヒョンくんに腕を掴まれると、そのままリビングを出て階段を上がった。

先生に対して、そんな馴れ馴れしく腕を掴むものなのか。

今まで受け持ってきた生徒の中でも、こんな子はいなかったよ。







TH「はい、ここ!」







テヒョンくんに通されたのは、1つの部屋。

中は意外と綺麗で、ずっとこの部屋を使っていなかったからなんだろう、と直ぐにわかった。

だってほら。







TH「うわ、この部屋に入ったの何年ぶりだ?」







……予想通りなんだけど、年単位は流石にいきすぎよね。

ベッドはあるけど、テヒョンくん曰く、いつもソファで寝落ちしてしまうらしい。

こんな立派な一戸建てに高校生1人だったら、そりゃ部屋も使わんわ。







「確認なんだけど、テヒョンくんって高2だよね?」


TH「そうだよー!中学生に見えた?」


「うーん、それはないかな。幼稚園児に見えるよ」







ていうかやっぱり、髪の毛の青がすごく気になる。

制服を見たら地元の高校だってわかるけど、……ちょっと待て。

今日は土曜日で学校がないはずだし、部活は帰宅部だって言ってたのに、なんで制服を着ているんだ。







「なんで制服?」


TH「だって家庭“教師”が来るから!」


「そ、そうか」







その考えは、まあOKとしよう。

私は、部屋の真ん中にあるテーブルに持ってきた教材を置いて、床に座った。

するとテヒョンくんも、向かい合わせの状態になるよう腰を下ろした。







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Sena(プロフ) - mocoさん» mocoさん、ありがとうございます(泣)心から笑えるようになったのも、温かい言葉を下さったお陰です。本当にありがとうございました(T_T)これからもお楽しみください! (2019年6月28日 21時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - おはようございます!元気になって良かったです(^^)無理せず過ごしてください!更新楽しみにしてますね(^^) (2019年6月28日 8時) (レス) id: 6fbb76998d (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - そらさん» そらさん、ありがとうございます(泣)その言葉を胸に抱いて、日々の生活頑張ります。そして“今”を楽しみますね!温かい言葉を届けてくださり、心から感謝しています。本当にありがとうございました(T_T) (2019年6月26日 23時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 頑張りましたね…少しでも前に進めたならSenaさんは大丈夫!後は自信を持って!自然と気の合う仲間が集まってくるはずです。学生時代にしか楽しめない事もたくさんあるから…心躍る毎日であることを祈ってます。 (2019年6月26日 18時) (レス) id: 450bdcddb7 (このIDを非表示/違反報告)
Sena(プロフ) - りんねさん» コメントありがとうございます。そんなことを言って頂けるなんて、お話を書いててよかったですほんとに。元気を与える側になると、こんなにも嬉しいんですね(;_;)休んでから必ず帰ってくるので、楽しみにしていてください(^^)本当にありがとうございます(;_;) (2019年6月16日 18時) (レス) id: 5282e17aaa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星雫 | 作成日時:2019年4月29日 21時

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