九十三話 ページ48
『うおぉ〜、すご〜い。』
「でしょ？すごいよね！」
『うん。風がすっごい気持ちいけど、冬だとちょっと寒いかな………』
「ああ、だよね。ところで、これからどうする？」
グリムは絨毯の端の紐を引っ張った。
【！！ぼぼぼく、そこは、だめなんですっ！！】
急に絨毯は暴れはじめる。
「ぎゃーーー！目が回る〜〜〜〜！！止まれ、止まるんだゾ！」
なおも絨毯は暴れる。
「うわああああ〜〜〜〜鏡にぶつかる〜〜〜〜」
絨毯は鏡を通り抜け鏡舎へ行き、そこからは目を瞑ったのでわからない。
ドスーーーン！！！
馬鹿でかい音が鳴り響き、絨毯は止まった。
『はぁ………死ぬかと思った………みんな大丈夫？』
「お……俺様は大丈夫なんだゾ………」
「私も……」
『………そ、そっか…………ご、ごめんね』
【あ、いえ………逆にすみません、申し訳ありません！】
『いや、そんなに、謝らなくても、いいよ………』
私が絨毯と話している間、ユウたちはウツボ兄弟たちと話していた。
一瞬ジェイド先輩と目があったのは気のせいだろう。
【お、お怪我は！？ご、ごめんなさい、僕のせいで…………！】
『うん、もういいから。だいぶ落ち着いたし』
ヨロヨロと立ち上がりユウたちの方へ歩いていく。
いや、それにしても私ほんとにモブ度低くなったな。
こんなに自ら主要キャラと関わりに行こうとするなんて。
いや、違うんです。絨毯届けるためですから。
それにしてもよりによってオクタに来るとは………
っていうかスカラビア寮生いんじゃん。え、どうしよ。
『よし、ジェイド先輩盾になってください』
「はい？なんで僕が、っていうかいたんですか、Aさん」
『お前、絶対気づいてただろ？しらばっくれんなよ』
「おやおや」
『絞めるぞ』
「おやおや。その言葉、そっくりそのままお返しいたします」
『(これマジなやつだ)』
とりあえずジェイド先輩からは離れる。
下手したら本当に絞められる、って、絞めんのってフロイド先輩の方じゃね？
「君たち、こんな深夜に一体なんの騒ぎです？」
ハッ！でた、アズール・アーシェングロット！！！
「おや、そこの床で丸まっているのはユウさんとグリムさんじゃありませんか。
あまりに小汚いので雑巾かと思いましたよ。あと……」
そういうとアズール先輩は顔をあげ私の方を見た。
「あなた、誰ですか？」
『はい？？』
おい今まで何回会ってきたと思ってんだ？？
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
