九十一話 ページ46
「……カリム、十五分休憩がもう終わる。みなを集合させて寮に戻ろう。」
「もう？もう少し休んでいってもいいじゃないか。」
「あまりのんびりしすぎると陽が高くなる。その分帰りもキツくなるぞ。」
「それもそうか。よーしお前ら、寮に戻って朝食だ！帰り道も頑張ろうぜ。」
スカラビア寮
「あれ、A帰っちゃうの？」
『そういうユウこそ、帰らないの？』
「いやちょっと…………ご飯が美味しすぎて、離れたくないと言いますか………」
『………そっか。私は別に朝食は食べたからいらないし、これで失礼するね。また帰ってきなよ。』
「うん！！ありがとう！A、またね！！」
「……ん？なんだ、Aはもう帰るのか？もう少しいればいいのに。」
『いや、宿題あるし、これで失礼しますね』
「…………そっか！じゃあ、またな！」
カリム先輩にペコリと一礼してスカラビア寮を出る。
そして、私が出た数分後、カリム先輩とバイパー先輩はアイスクリームを取りに行き、帰ってきた時にはもうカリム先輩が豹変していた。ことを私は知らない。
オンボロ寮でしばらく宿題をし、ユウたちのことを待った。
待っていてもユウたちは帰ってこなかった。
流石に異変に思い、ユウに電話した。
『ユウ？何かあったの？もう夜だよ？』
『あ………A…………カリム先輩がまた怖くなって、午後もみっちり特訓させられたの………今ね、ここから脱獄しようって思って、スプーンで床を削ってるの』
『へー……？まあ頑張れ。』
『Aも来る………？』
『えー、えぇー…………まーた見つかったら………』
『………まあ、Aは関係ないしね。頑張る。』
『うん、頑張れ。』
ふわぁ………眠い…………
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
