八十九話 ページ44
火の番ありがとうってユウに送った。
オンボロ寮に戻ると、ユウは帰っていなかった。
どうしたんだろう、って思っていると、睡魔が襲いかかり、眠ってしまった。
次の日の朝、ユウから電話が来た。
『どうしたの、ユウ。他の寮にいるの？昨日は帰ってなかったよね』
『A！！！助けて！！！お願い！！！！』
『み、耳が壊れる……………詳しく言って？』
『そ、それが…………』
ユウから聞いた話によると食堂でたまたまスカラビア寮生たちと出会いスカラビアに招待されて、スカラビアに行き、ご飯をたらふく食べさせてもらい、寮長のアルアジーム先輩と知り合い、宝物庫や空飛ぶ絨毯を見せてもらったり、乗せてもらったりして、そこまではよかったそうだ。
夕飯の前、アルアジーム先輩が豹変して、防衛魔法の特訓をグリムたちもさせられたらしい。
それからスカラビアに泊まることになり部屋へ連れられ、出ようとして出たら見つかり捕まえられ鍵までかけられてしまったそう。
『だからA、お願い、助けて！！！！今すぐ！！！』
『いや鼓膜破れる…………わかった、今行くからその部屋？で待ってて』
『ありがとう！！』
あーあ、面倒ごとに巻き込まれるのは勘弁なんだけどな。
スカラビア寮
『わおーあったかい…………』
「ん、誰だ！お前は！！」
『いや見つかるの早………あのー、ユウを迎えにきたんですけど……………』
「ユウ、というのはオンボロ寮の監督生のことだな？
お前もなんか怪しい！寮長のところへ連れてってやる！！」
『見た目だけですべてを決められた私めっちゃ理不尽』
ってか今まだ朝の五時半だぞ。
「寮長！！今朝、寮の入り口に不審者が！」
『いや待てよオイこちとらただのNRC生だぞ？？ユウ迎えにきただけだぞ理不尽すぎだろ』
「んー………あいつの知り合いならそいつも連れて行け」
『いや更に理不尽』
ってか知り合いじゃないし。し、親友だし！(親友って呼ぶのに慣れてない人)
砂漠
なぜか私もオアシスの行進に加わっていた。
いや、なかなか疲れるな、これ。
「うう、Aごめん…………まさかAもさせられるとは思わなかったから………」
『ふぅ。……まぁいいよ。たしかに認識阻害魔法でもかけときゃよかったからな。』
あの、象に乗ってるのがアルアジーム先輩？
なんか、雰囲気がものすごい違うな…………
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
