八十八話 ページ43
「真面目にやりゃなんでもやれる実力がありながらなんでやらないんだあの人………」
『めんどくさいからだろ』
「今後の人生めんどくさいだけで決まるのかよ…………
俺はキッチリ終わらせてくるぜ。お前らもサボんじゃねえぞ。じゃあな。」
「出た、真面目くん。はいはい、また来年なー。」
「キングスカラー先輩……あそこまでくると逆に感心するものがあるな。」
「こらこら、一年生たち〜。ああいう悪い先輩は見習っちゃダメだからね。」
「宿題未提出なんてウチの寮ならリドルに首をはねられるぞ。」
「トレイ先輩、ケイト先輩。」
「はぁ。俺も実家に帰るのっちょっと憂鬱〜。
絶対姉ちゃん二人とも帰ってきてるもん。絶対こき使われるよ。」
え、ケイト先輩って姉がいるんだ。初耳〜。
「……………………………。」
お、今度はリドル先輩。
「あ、ローズハート寮長！道を塞いですんません！」
なんでこんなに落ち込んでるんだって思ったら、実家に帰るからか。
「…………ん？ああ、お前たちか。まだ長話をするつもりなら、壁際によけるのだね。」
「……リドル。俺はお前の家に立ち入り禁止だからケーキを届けたりはできないけど……
いつでも店に遊びに来いよ。チェーニャも遊びに来るだろうし。」
「そう、だね。僕もお母様と少し……話をしてみようと思う。
聞いてもらえるかわからないけど……」
「……そうか。頑張れ。」
「なぁにぃ、金魚ちゃん。おうちに帰りたくないの？
だったら帰らなきゃいいのに。俺たちも帰らないしさぁ、一緒にガッコーに残ろうよ。あはっ。」
出たなウツボ…………！！
絡まれたくないので鈴木のところへ行く。
『お、もう行くんだ。私もちょくちょく連絡するねー』
「おー。俺もちょくちょく連絡するな。
そういえばお前って、最近丸くなったよな。」
『丸く？』
「なんか口調が前より悪くなってないじゃん。」
『それもそっかな。最近はユウと過ごしてるからかなー…………』
「ま、いいや。じゃあな、良いお年を」
『良いお年をー』
食堂
わぁー。暖炉あったかーい。ユウたちが先にしてくれたんだね。ありがたいなぁ。
あ、あれが火の妖精か。可愛い。ニコニコしてて。
ユウにお礼のメッセージ送っとこ。
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本当は監督生はスマホ持ってないはずなんですけど、
二章では使っていた描写がありましたね、
あれは別の人のスマホを使ったってことで。
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
