七十八話 ページ33
「なるほど、実に魅力的な申し出だ。」
「なら______」
「だが、悪いがその程度じゃこの契約書は返してやりそうにねぇなァ」
「えっ？」
「俺はな、今、アイツらに脅されてんだよ。
契約書の破棄に協力してくれなきゃ毎日朝まで毛玉と一緒に部屋の前で大騒ぎしてやるってな。」
あ、ユウとグリムのそれ、途中で私も一緒になって叫んだ。
「は…………？」
いや、すごいわかる。は？だよね。うん、わかる。
「お前にオンボロ寮を取られちまったら俺が寝不足になっちまう。
アイツらにサバナクローから出て行ってもらうためにも、こいつは破棄させてもらうぜ。」
『じゃあさっさと破棄しろよ』
「あ“？なんかいったか？」
『ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾃﾞｽ』
「まさか、そんなことで？」
「悪党として一歩負けたな、アズール。」
「う、うそだ……やめろ！」
「さあ______平伏しろ！
「やめろおおおおお！！！」
『こわっ。よくあんなのばせるな』
「Aくん、なんかそれ既視感………」
えーと、あれか。電流ビリビリ契約書のあとフロイド先輩の方に向けて言ったんだっけ。
契約書は、徐々に砂に変わり、消えた。
「あ、あああ……あああああ……………！！！
僕の、僕の「黄金の契約書」が……………っ！
全部、塵に……………」
残念！砂です！！
「アズールくんのユニーク魔法、「
一度サインをした契約書は何人たりとも傷つけることはできない。」
「わざわざ何度も破れないことを見せびらかし無敵だと印象付けていたが…………」
prrrrrrr
『もしもーし、ユウ？今大丈夫？』
『大丈夫だよ、A！』
『おー。海の中でも電話できるんだ』
『まーね。それより今、エースたちのイソギンチャクがなくなったよ！ってことはさ、上手くいったの？』
『うん、バッチリ。でもなんか嫌な予感がするんだよなー………とりあえず戻ってきてくれない？』
『おっけー！』
ピッと電話を切り、アズール先輩たちの方を見る。
「あ〜〜〜〜〜！！
もうやだ〜〜〜〜〜！！！」
「なんだァ？」
『このままじゃ、もしかしてオバブロ…………な、わけないよね(フラグ)、アズール先輩のに負のエネルギーが溜まってるとかないよね。もしそうだったら……なんでこうも面倒ごとに巻き込まれんだー？』
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
