七十七話 ページ32
モストロ・ラウンジ(略してモスラン)
おっ、やってるねー。
中庭でグリムたちの作戦をみんなが聞き終わり、珊瑚の海に行ったのを見送った後、モスランに来た。
案の定サバナクロー寮生が騒いで大混雑。山田(仮)もおおいに暴れてる。
お、アズール(アーシェングロットって長いんだよね)先輩が出てきたぞ。
そのままラギー先輩にぶつかって………
……………あの様子だとラギー先輩、鍵をとれたみたいだな。
こうなりゃ後は開けてもらうのみ！
駆け足でVIPルームに行く。
そのあとしばらく待ってみれば、焦った様子のアズール先輩が入ってきた。
アズール先輩がレオナ先輩と話している間に、ラギー先輩は任務を終えたようだ。
『ラギー先輩、バッチリですよね？』
「バッチリッス、シシシッ！」
さー、あとはVIPルームを出て……………
ラギー先輩がレオナ先輩に契約書の束を渡す。大量の契約書。一歩間違えりゃ床にぶちまけるぞ。
レオナ先輩はそれを受け取る。
『いやー、結局電流ビリビリ契約書じゃなかったんじゃん………』
「そうそう。どのユニーク魔法にも弱点はあるんスよね」
ラギー先輩と話しながらレオナ先輩を見守る。
レオナ先輩はユニーク魔法を発動しようとしている。
………………だけど、一筋縄では、いかないんだよなぁ…………
「待ちなさい！！」
「…………おっと、もうおでましか。
それ以上こっちに近づくなよ。契約書がどうなっても知らないぜ。」
「か、返してください………それを返してください！」
「おいおい、少しは取り繕えよ。おすましごっこはもうやめたのか？」
『レオナ先輩、煽りすぎ…………』
「人の弱みが大好物なんスね………」
『え、人の弱みが大好物？』
「え、そうじゃないッスか？今だって、めっちゃ機嫌いいじゃないッスか」
『確かに、機嫌いい？のか…………？』
レオナ先輩とアズール先輩の口論は、ユウの話に変わっていた。
まあ、それは少しの間だけだったが。
挙句の果てには、レオナ先輩はアズールに取引しようと持ちかける。
「テストの対策ノートでも卒業論文の代筆でも、出席日数の水増しでも、なんでもあなたの願いを叶えます！」
『うっそ、じゃあ国一つ滅ぼし』
「こーら、そういうことは冗談でも言わない」
そう言って私の口を塞ぐラギー先輩。
おお…………ラギー先輩オカン…………
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
