七十四話 ページ29
「では、きっと明日の日没後にここはアイツの所有物となり騒がしい生徒たちの社交場となるだろう。」
は？？勝手に決めつけんな。
「なにやら異議がありそうな顔だな。僕が負ける前提で話してるのが気に食わないのか。
………………ところで、この寮の壁には、見事な彫刻のガーゴイルがあるな。」
『ああ、あのたまに話しかけてくるやつか。』
「話しかけてくる？」
『なんでもありませぬ。
今の、記憶から抹消しておいてください。』
「ガーゴイルってモンスターの石像のこと？」
「ガーゴイルというのは、一見禍々しい姿をした怪物の彫刻に見えるが…………
実は、雨水が壁面を汚さぬように作られた雨どいの一種なんだ。」
あ、ガーゴイルって見た目あんなのだけど話してみたらすっごいノリ良かったな。
「見た目こそ恐ろしいが、あれらは屋敷を大切に慈しむ存在………ということだな。」
「なるほど、役目と見た目にギャップがありますね」
「目に見えるものとその実態は時として真逆なこともある。
……この場所が毎夜騒がしくなるのは僕も遠慮願いたい。」
『大丈夫です、騒いだ奴はみんなぶっ飛ばしに行きますから』
「それは…………頼もしいな。
まあ、せいぜい足掻いて、寮を守ってみせるがいい。
ああ、そっちの人の子………中々面白いユニーク魔法を持っているな。それは使えるかもしれないぞ。」
それ、リリア先輩にも言われた。
その後、あたりが光ったと思えば、ツノ太郎先輩の姿は消えていた。
なんでみんな私のユニーク魔法がわかるんだろう……………
あと眠い…………切実に眠い……………
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
