七十話 ページ25
行く途中に鈴木を見付けたので巻き込んだ。
モスラン VIPルーム
「右よし、左よし。野郎ども、俺様に続くんだゾ！」
「本当だ。まだ誰もいねぇみたいだな。」
おぉー、ここがVIPルームか。
そして金庫は.......あれか。
近づいて物色していると、ふいに声がした。
【ふわぁー、よく寝た。ん、お前誰だ？まだモストロ・ラウンジは開いてないけど。
って、聞こえるわけないか。】
『き、金庫もしゃべるのかよ.......』
【おー。お前、俺の言葉が分かるんだなー。俺は金庫、よろしく。】
『名前そのまますぎだろ.......田中A、よろしく』
っていうかこの金庫順応性すごいな。
「ん、A、もしかして金庫もしゃべるのか？」
鈴木が話しかけてくる。
『うん。ところで鈴木、今日はどうだった？ルーク先輩にまた追いかけられたん？』
「その話はするな.......絶対にするな.......思い出すだろ.......」
「！！誰か来る！」
「えっ、ヤバッ。隠れろ！」
えっ、誰かくんの。今からじゃ遅いし.......
私が鈴木の分も認識阻害魔法をしたのと、扉が開くのはほぼ同時だった。
「さてと………。」
あっ、タコ野郎さんだ。
ガチャガチャ…………ギィ〜…
き、金庫を開けた！！
「一枚、二枚、三枚……フフフフ……………」
あれは…………けーやくしょをかぞえてる？
なんかニヤニヤしながら数えてる。
「……ふぅ。そろそろ戻りますかね。」
え、はやっ。まだ三枚じゃねぇの？
ギィ〜………バタン！ガチャガチャ…………
コツコツコツ…………。
「「「ふぅ〜。」」」
「もう少しで見つかるところだったんだゾ。」
タコさん←がいったと分かると私は魔法を解いた。
『うーん………なんかおかしくない？こんなすぐ帰るか、普通。』
「それもそうだな。なんか裏がありそうな…………」
「待て！見ろ。テーブルの上に一枚契約書が置きっぱなしになってるぞ。」
え、ｹｲﾔｸｼｮが？
あまりにも不自然すぎるだろ。
「マジか、ラッキ〜。拝借して、破けるかどうか試してみようぜ。」
「アズールのやつ、いがいとおっちょこちょいなんだゾ。
どれどれ……………」
『バッカ！それ絶対罠に決まってんだろ！バカなの？お前ら。ああバカだったわ。契約した時点で』
「え、Aなんて……」
ビリビリビリビリ
「あばばばばば！！！」
「だばばばばば！！！」
「ビャアアア！体が痺れるんだゾォオ〜〜。」
「シビビビビ」
ユウまで狂ったぞ。
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
