六十八話 ページ23
話を聞いたラギー先輩は、
「え、君らマジで珊瑚の海に行ったんスか？」
という反応。
キングスカラー先輩は
「は、バカすぎんだろ。」
という反応。
「ふなっ！？オメーがはやく行動を起こせっつったんだゾ！」
「フン。誰も馬鹿正直に海に行け、なんていってねぇよ。
時間は有限。頭を使って価値のある使い方をしろって言ってやったんだ。」
「......あの、もしかしてレオナ先輩たちはあの双子が人魚だって知ってたんすか？」
「正しくはウツボだけどね」
『ウツボ......』
「まぁな。」
「俺は去年の夏、水泳の合同授業でフロイドくんが元の姿に戻ってるの見たことあるけど.......
あれに水中で追いかけられたら一巻の終わり感あるッスね。」
わぁ〜。どうでもいいけどラギー先輩の耳シュンッってなっててかわい〜。
あとで触らせてもらおっかな。
「知ってたなら先に教えといてくださいよ！」
「事前の情報収集なしに勝手に飛び込んで行っちまうからだよ。
聞いてくれりゃ、懇切丁寧に教えてやったのによ。」
「そうそう。向こう見ずなやつは、サバンナじゃすぐ植えちまうッスよ。」
「ぐぬぬ.......相変わらず意地の悪い奴らなんだゾ！」
「アズールの奴、最初から邪魔するつもりで契約を持ちかけたってことか？」
『じゃあオンボロ寮を最初から奪うつもりで契約したってことか。』
「え、じゃあA、私物を取り返すなら今の内だよ！！」
『いや、へーきへーき。勝手に来るから』
「勝手に来る？」
『深く考えないで、事実だけども』
「？.......それにしても、オンボロ寮がとられちゃったらどうしよう」
「............」
「レオナさん？」
「アズールのユニーク魔法は「
特別な契約書にサインすればその対象から能力を一つ取り上げられる。
しかも、契約違反が生じた場合、違反者はアズールに絶対服従されちまうって話だ。」
あ、そういえばそんなこと鈴木が言ってたような............
「アズールに勝つ一番の方法は、契約しない、ってことだな.......ハッ。」
『うわーユウからしたらものすごい嫌味。』
「ふなぁ〜.......どうしたらいいんだゾ......」
「絶対に負けられないのに.......」
ふわぁ............そういやちょっと眠くなってきたかな......
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
