四十八話 ページ3
メインストリート
今日は一人で行くつもりだったけど普通に歩いていたらユウと出会った。
ユウによると、昨日の角が生えてる人のあだ名を、「ツノ太郎」と名づけることにしたらしい。
名付けたのはグリム。
でもあの人先輩っぽいし…………ツノ太郎先輩って呼ぼう。うん。それがいい。
すると、前からリドル先輩とケイト先輩が歩いてきた。
「ユウ、A、おはよう。
………………ユウ、ネクタイが曲がっているよ。規律の乱れは衣服の乱れから」
リドル先輩は、ユウのネクタイを直す。
「あ、ありがとうございます」
「うん。これでよし。Aの方は………問題ないね」
「………それより、昨日も犠牲者が出たよ。
肖像画くんの話によると、怪我したのはスカラビア寮の二年、ジャミル・バイパーくん。
調理室で料理中に怪我をしたんだって。」
「スカラビア寮………臙脂と黄色の腕章の寮だね」
「うん。今なら朝食の時間だし、大食堂にいるかもしれない。行ってみよう。」
「おっけー！」
「はい！分かりました！」
「行ってみるんだゾ！」
『えっと、これってまさか私も……だよねー！』
ユウに手を引かれて引きずられた。
食堂
「えーっと、ジャミルくんは色黒で長い黒髪をした……お、いたいた！」
「よぉ。お前昨日調理室で怪我したやつだろ？ちょっと話聞かせてくれよ。」
「はぁ？急になんなんだ、あんたら。」
「あ〜っ！この狸、入学式で俺の尻燃やしたやつ！」
あ、あの時の人か。ご愁傷様でーす。
「グリム。君は少し口の利き方に気をつけた方がいい。」
『それは思います。昨日もそれでジャックくんからめっちゃ警戒されてたじゃん……』
「ふなっ！？」
「………いきなりすまなかったね、君たち。」
「ハーツラビュル寮の寮長と入学式で暴れた狸。あっはっは！なんだか面白い取り合わせだな。」
え、この人尻燃やされたのになんでそんな……全く警戒してないじゃん！
この人、すごくいい人なのでは………？
「俺は狸じゃないんだゾ！んで、こっちは子分のユウ。」
「へぇー、そうか！俺はスカラビア寮寮長、カリム。こっちは副寮長のジャミル。よろしくな！」
話がどんどん違う方向に行ってる気がする………
「お、おう。なんか調子狂うやつなんだゾ。」
「………で？なぜ俺が怪我した話を聞きに？」
おっ、話戻してくれた。
「ちょ、調理室の安全調査で」
「…………ふーん。まあ、俺は構わないけどな。」
目が信用してないぞ…………
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
