六十四話 ページ19
「う.......こんな寒い中野宿かぁ.......」
よし、最悪鈴木のとこへ押し入ろっかな。
タタタタッ
「おーい、A、ユウ、グリム！」
「ふなっ！おまえたち、もしかして助けに来てくれたんだゾ！？」
「んー。グリムはともかく、ユウとAが宿無しになるのは、まあ、俺たちにも原因はあるし？野宿して風邪ひかれると、こっちも寝覚めが悪いっつーか。」
「オメー、ほんと素直じゃねぇなぁ。」
「ローズハート寮長に、話はつけてある。
僕たち一年の四人部屋でいいなら雨風をしのげる場所は提供できるぞ。」
「お前ら、四人部屋にさらに二人と一匹を押し込めるつもりか？
ハーツラビュルに空き部屋はねぇのかよ。」
「ウチの寮は退学者も留年者もいないから常に満員状態なんだ。」
「……なら、サバナクロー寮に来るか？」
おおっ、まじ？
それからユウに引きずられサバナクローへ。
エースに「危機感はもてよ」と言われたがなんのことだったんだろう。
サバナクロー寮
「却下だ。」
「そんな即答しなくても.......」
「うちの寮はペットの持ち込みも禁止してる。毛が落ちるからな。」
『じゃあ自分たちはどうなんだよ.......』
「あ？」
『なんでもないですはい、ただの空耳でしょう』
「嘘つけ〜！！お前らの方が毛がふさふさしてるじゃねえか！」
「それはそれ、これはこれッス。」
えー、ケチだなー。
というか、こんな時間まで起きてんのかラギー先輩キングスカラー先輩。
「だいたいな。空き部屋の掃除なんて何か月もしてねぇし寮生どものガラクタ置き場になってんだろ。三匹もどこに置いとくつもりだ。」
そういえばジャックくんって身長たっか。キングスカラー先輩より上なんじゃない？
「あ、そうだ。
こいつら、レオナさんの部屋に置いときゃいいじゃないスか。」
「「「「はぁ！？」」」」
「おい、ラギー。言葉は慎重に選べよ。口を縫い合わされたいのか？」
「だって、レオナさんは部屋に召使いがいるのとか慣れっこでしょ？」
確かにそうかもしれないけどねぇ……
「Aくんはどうするッスか？Aくんなら特別に俺の部屋で寝させてあげてもいいッスけど」
『あー.......いいです、私はユウが襲われないように見張ってますから。ユウ危機感無いんで』
「.......うーん、俺はAくんの方が危機感持った方がいいと思うんスけど.......」
ラギー先輩の呟きは私の耳に入らなかった。
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。ｸﾞﾌｯｸﾞﾌﾌﾌﾌ (2022年10月28日 21時) (
レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます！！ (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。ｗｗｗｗｗ好きです(・_・)ｽﾝ (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年10月15日 20時
