五十七話 ページ12
んん..............
目を開けた。
「お、起きた」
『ん、エース?』
目を覚ますとエースが私の顔を覗き込んでいた。
よいしょっと起き上がる。
きょろきょろとあたりを見渡すと、どうやらここは保健室らしい。
『運んでくれてありがと、エース』
「ん、どーいたしまして」
隣のベッドにはユウがいて、もう目を覚ましていた。
「あ、A!起きたんだね!」
『うん。優勝はどうなったの?』
「優勝はディアソムニア寮だ。」
『あ、デュース。......それにしてもディアソムニア寮か.......サバナクロー寮は.......?』
「Aの隣に、ほら」
隣を見ると、ラギー先輩がいた。
身体中怪我だらけ。おそらく他の寮にボコボコにされたんだろう。
『とりあえずご愁傷さまです、ラギー先輩』
「完全に他人事ッスよね、Aくん」
ちなみになんでAくん呼びなのかについては「ちゃん呼びになれてないから」らしい。
あれ?
『誰、あの子?』
キングスカラー先輩のベッドにいるかわいらしい男の子を指さし聞く。
「ああ、あの子は.......」
「レオナさんの甥ッスよ、シシシッ!!」
お、甥.......え、もういんの?
「あれ?おねーちゃんも、おじたんのお友達?」
気づくとキングスカラー先輩の甥が目の前に来ていた。
『えっ、私.......いやー、顔も知らない知り合いってところかな!』
「あ.......?誰だ、てめぇ。」
『ひっ.......た、田中Aです.......』
「そっかー、お知り合いなんだね!」
『うん、お知り合いなんだよ!!』
うん、天使だ。
さてと、もうすぐで期末テストだな.......(切り換えはやっ)
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地獄の番人 - これもしかして、キングスカラー先輩も堕としちゃうかも・・・・楽しみですなぁ〜。グフッグフフフフ (2022年10月28日 21時) (レス) @page19 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» ありがとうございます!! (2022年10月17日 17時) (レス) @page5 id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 夢主さん面白いですね。wwwww好きです(・_・)スン (2022年10月16日 21時) (レス) @page5 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サリー | 作成日時:2022年10月15日 20時