滑稽ないのち【ヒロアカ】 (ページ2)

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1話ー兄妹ーページ2

【貴女side】

町の西側にある邸宅、

そこは指定敵団体のアジトと密かに呼ばれ、人は滅多に寄り付かない。

『おかえりなさい、クロノ。』

クロノ「ただいま戻りやしたよお嬢。」

指定敵団体・死穢八斎會、ここが私の家だ。

ほとんどの構成員が訳ありで、中には元犯罪者もいる。

クロノ「どうです？新しい構成員。」

『いつもの如くね、でも大きな問題は起きてないわ。』

クロノ「あ、そうだ。オーバーホールが壊理さんの世話を頼みたいって言ってやした。」

『壊理の？でも世話役は他の人がいたはず…』

クロノ「前のはドジ踏んでバラされました。新しい人が来るまでお嬢に頼みたいらしいですよ。」

『そっか…いいよ、壊理の事は任せてね』

そう、ここはよく人が死ぬ。

組長さんがいた頃は怪我をしても誰かが死ぬ事は少なかったが、その人は今植物人間状態だ。

私のお兄ちゃんの手によって。

クロノ「壊理さんは唯一お嬢になつくんで助かりますよ、ありがとうございやす。」

『お兄ちゃんは多分外だよね？帰ってきたら伝えといて』

クロノ「はいは～い。」