モブ(だった)女子トリップした【ツイステ】

三十九話 ページ41

どうも。Aです。

現在ハーツラビュル寮で行われる、「なんでもない日」のパーティーに来ています。


ほんとは参加するつもりなかったんだけど
ユウが「Aが行かないんだったら私も行かない！」っていって
エースに「寮長から、ユウは絶対に来てほしいって言われたから
一緒に来てくれ！」って頼まれたし。



あ、リドル先輩来た。

「うん。庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白。
完璧ななんでもない日だね。
ティーポットの中に眠りネズミは......って。いや、いなくてもいいか。」


寮生のみんなが笑ってる。

ルールに縛られなくなったからかな。


『ねえユウ、ちょっとだけ目つぶってて。』

「うん！なにするの？」

『一瞬だから、それ！』

パッ


「うわあ！素敵なドレス！」

「お〜、似合ってるぞ、ユウ。」

「それ、Aちゃんが変身させたの？いいね〜、マジカメ映え！........パシャッ！
あ、アップしていい？」

「いいですよ！A、ありがとう！」

『どういたしまして！すごく似合ってるよ！』

不思議の国のアリスをイメージして魔法をかけた。


「あ、監督生。そのドレス、似合ってるぞ」

「馬子にも衣装なんだゾ」






「で、寮長の詫びタルトはどうなってんの？」

「ちゃ、ちゃんと作ってきてるよ、これ、苺のタルト。」


「おーうまそー。んじゃ、実食と行きますか！ほい、A」

『お、さんきゅー』


「いただきまーす！...パクッ！」

「んぐっ」

「ん！？」

「こ、これは...」


「「「しょっぱい！！！」」」

「ええっ！」


『モグモグ.......ほんとだ、しょっぱい。』

「え、なんでそんな平気そうなの？」



そっからは、ケイト先輩が甘いもの苦手っていうことが分かった。

こんどチョコレートケーキ持って行ってあげよっかな。(クソ)

あきれた視線を向けてくる鈴木。外野は黙ってろっ。



あ、そうだ。

『みなさん、記念写真とりましょうよ！私がとるので！』

「それはいいアイデアだね。えっと、君は......？」

「うっそ、リドルちゃん知らないの？」

「ああ。初対面だと思うけど.......」

いや数回は会ってるけどね。

『田中、Aです。』

「Aだね。僕はリドル・ローズハート。二年だよ。」



『リドル先輩、よってくださーい！』

現在記念写真を撮っている。


パシャ

また新たな記録が写真に刻み込まれた。

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