二十一話 ページ23
「やだやだー!つまんない授業は嫌なんだゾー!」
「だまらっしゃい!」
「くそー!オマエ、なんか今日厳しいんだゾ!」
食堂
私たちは、ユウたちに誘われて、一緒に食堂に来ていた。
「やっとお昼休みなんだゾー!」
「この動物が、休み時間にサボろうとしてた………?」
鈴木に聞く。
「動物ってよくわかんねえな」
「ふわぁ〜!今日もうまそうなやつがいっぱいなんだゾ〜!
ふわふわオムレツ、鶏肉のグリルにベーコンエッグタルト!!」
「ごはんのことになると、人って変わるものなんだ」
「動物な」
「だーっ、声がでかい!休み時間だけ元気になりすぎだろこいつは……」
「俺様、鶏肉のグリルがいい!
あとオムレツも、ジャムパンも!いっぱいとってほしいんだゾ!」
「自分でとれよ……」
「持ちきれないんじゃね?」
「あだっ!?」
「あ〜〜っ!?オイテメェ!
お前がぶつかってきたせいで、パスタの温玉が崩れちまったじゃねえか!」
「クソほどどうでもいい」
「それな」
「おいおい〜ぷりっぷりの温玉を崩すのはカルボナーラの一番のお楽しみだぜ?
どう落とし前つけてくれんだよ!!」
「慰謝料としてお前の取った鶏肉のグリルぐらい譲ってもらわねえと、釣り合いが取れねぇなぁ。」
「じゃあパスタはどうなるんだよ。もったいねえだろ。あと巻き舌うっま」
「それな」
「ふなっ!?い、嫌なんだゾ!この肉は俺様のだ!」
「あ?新入生のくせに先輩に対する態度がなってねえんじゃねえの?
ちょっと裏こいよ!」
「どこの裏だよ。具体的に教えろやモブ。」
「モブは草」
「せ、先輩。校則に、魔法での私闘は禁じると……」
「じゃあ拳で殴り合うのか?」
「デュースナイス」
「私闘〜?これは先輩から後輩への、教育的指導ってやつだよ!」
「歯ぁ食いしばれ!!」
「教育的指導なのになんで歯食いしばんの?」
「やっぱ拳か。」
で、デュースやらグリムやらが戦ってた。
「お、思ったよりやるじゃねえか……」
「パスタが伸びちゃうから今日のところは見逃してやるっ!」
「なんだかんだパスタは食べるのかよ。」
「先が思いやられる……」
「Aたち、ちょっとは手伝えよ………」
エースが呆れる。
「あはは………見てるだけだったね」
「Aってあんなに魔法使いこなせるのになんでたたかわなかったんだ…?」
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地獄の番人 - わっかりました!!毎日見るようにします!とゆうか、見させてください!!これからの展開がとても楽しみです。 (2022年10月14日 21時) (レス) id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» あっそうなんですね!これからもよければ見ていってください! (2022年10月13日 20時) (レス) id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - サリーさん» ?直さなくてもいいですよ。それに、そっちのほうがニヤニヤして面白いので。あっ本当ですよ。本当に、面白いですから!!今回もとてもとても面白かったです!!(*'▽') (2022年10月13日 19時) (レス) @page49 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
サリー - 地獄の番人さん» えっとありがとうございます!で、あの、すみませんがどこを直せばいいのでしょうか?教えていただければすぐに直すので....... (2022年10月12日 17時) (レス) id: 66f42bcc88 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 鈴木くん、なんでのないが多くないですかぁ?まぁ〜でもチラチラそんなところもチラチラ好きなんですけどね!!今回もとても面白かったです!! (2022年10月11日 21時) (レス) @page47 id: d126292683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サリー | 作成日時:2022年9月6日 21時