モブ(だった)女子トリップした【ツイステ】

十六話 ページ18

「………ん？君たちなんか用？」

「よし。私たちは教室に行こう。」

「激しく同意」

「あれ？A、スズーキくん、どこへいくの？」

「ユウ、私たち、先に教室へ行こうと………」

「まだ時間あるよ。だから一緒にいようよ」


ユウには勝てない。

「………わかった。」


「私は手伝わない私は手伝わない私は手伝わない私は手伝わない私は手伝わない私は手伝わない」

「新種のホラー？」


「それ、何してんの？」

敬語使えよ、エース。

「これ？見ての通り、薔薇を赤く塗ってるだけだけど。」

「ええっ！？なんでそんなことを？」

「ん〜、反応がフレッシュでカワイーね！」


「何いってんだこいつ」

「本人には言うなよ」


その後はなんかシャンデリア壊した新入生だとか、なんとか………
エースは卒業までシャンデリアのこと言われそうで落ち込んでるし、よくわからない状況。

それからスマホみたいなのを取り出し、写真を撮った。

「あ、これマジカメあげていい？タグつけしたいから名前教えてー。」

「デュース・スペードです。」

「エース。」

「グリムと、その子分、ユウなんだゾ！」

ちゃっかりノリで知らない人に個人情報バラしてやがる。

私はバラされてないし、別にいっか。
そもそも視界にすら入ってないかも。


「あ、俺はデュースちゃんたちの先輩で、ケイト・ダイヤモンドくんでーす。」


「自分でくんって言う？」

「だからそれ本人には言うなよ」


「ケイトくんって呼んでね。けーくん♡でもいいよ。」




「ハートって、イケメンだったら似合うんだ。」

「それ本人に……言ってもいいか。」



「よろよろ〜。」



「なに？よろよろ〜。って」

「よろしくって意味だな。」

「分かりずらっ」

「それ本人には言うなよ」

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