だから私は優等生だっつってんだろ。【国見英】

優等生１４ ページ14

「ほんとに、先生も人使い荒いよなー」


「ねー。もうちょっと考えてくれてもいいのに」


「はは、だよな」




昨日に引き続き今日も放課後に残って仕事をする私。


じゃあ今日はいったい何をしているのかというと、クラス委員の手伝いである。


クラス委員は、男子の委員長・山本くんと、女子の委員長・桜木さんの二人。


だから本来その二人が行う仕事なのだが。


桜木さんが部活だとかで、今日は委員の仕事ができないらしい。


と、いうわけで一人になってしまった山本くんに頼まれ、こうして二人で仕事をしている。




「でも真田さんが手伝ってくれて良かったわー」


「あはは、ありがと。まぁ私は部活入ってないから」


「桜木、コンクール近いとか言ってたけどさ、別に１日くらい部活参加しなくてもよくね？」


「まぁまぁ。コンクールって大事だろうから」


「つーかそんなに部活したいならこの仕事終わってから行けばいいだろ」




うんなんかこいつ愚痴がすげぇな。めんどくせぇ。


そういうところ私はね、ちゃんと自分の心の内でやってるのでね。周りに迷惑はかけていないのでね。


まぁ国見という存在は置いといて。


いやでも私はあいつに迷惑はかけてねぇな。むしろあいつが私にとっての迷惑だ。





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＊山本とか桜木とか名前は覚えなくて大丈夫です

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