【HQ】花巻先生のせいで授業に集中できません。

集中できない４４ ページ45

「まず聞きたいのはさ、何で俺避けられてるわけ？」




よくないですって言ったのガン無視かよ。

先生なんだから生徒の話聞こうよ。




「俺Aになんかしたっけ？してたなら謝るけど」


『いやまぁ、先生が何かしたって言うか……』


「じゃあ、何？」




先生が、多分無意識なんだろうけど、顔を近づけてくる。


そういうのほんと、緊張するんでやめてくださいってば。

色気しまってからにしてくださいよ。




「突然意味も分からず避けられると、普通に傷つくんだけど」




ボソッと呟いたのが、聞こえた。




『傷つくって、そんな、大袈裟な……』


「大袈裟じゃないけど」




……うん。まあ、生徒に嫌われたかもって思ったら教師的には悲しいよね。


他意はないって、わかってるけどさ。




『……っあーー！！もう！』


「うわっ、何」




突然叫んだ私に、先生は心底驚いた顔をしていた。




ほんとに、先生はなんでそんな勘違いしそうになるようなこと言うんだろう。


期待ばっかして、現実に虚しくなるだけなのに。



それでも、嬉しいとか、思っちゃうんだよ。

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花巻先生の髪の毛

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