【HQ】私、脇役演じてるだけなんで。【青葉城西】

12.女バレ ページ13

女の子side
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「3年にめっちゃ美人の先輩いるらしーよ」


「あ、藍海先輩でしょ？」


入学したての1年の話題といえば、先輩達の話だった。


私はそこまで先輩の事で騒いだりするほうじゃなかったけれど。



部活は、小学校から続けているバレー部に迷わず入った。



「新入生の皆さん、バレー部へようこそ！男バレが強すぎて私達が霞んでる気もするけど、頑張ろうね！」



この人がキャプテン？かな？
すっごく綺麗な人...。


「あ私、夏狩藍海です、自己紹介忘れてた〜」


そう言ってははっ、と笑う。


なるほどこの人があの“藍海先輩”か。


まさかバレー部だったとはなぁ...。



「よし、じゃあ練習始めるよ！」


「「はい!!」」





しばらくして、新入生が2人辞めた。


「あの2人、藍海先輩目当てで入ったらしーよ」


「あー、それで練習ついていけなかったのか」


そんな事を言ってる子達もいたけれど。


...いくらなんでも辞めるの早すぎない...かな？



そんな中、先輩達にその子達の退部理由を聞いた子がいた。


が、何も教えてくれなかったらしい。



だから私はその子達に直接聞くことにした。

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